当記事では、私の愛車である、スバルレガシィアウトバック (5世代目・BR) について取り上げます。
この車を買ったのは双子が産まれたすぐあとで、6年以上乗っています。
子育て用のファミリーカーとしてもなかなか使えるので、「子育て用にクルマを買い替えたいけど、ミニバンはちょっとな・・・。」と思っているパパさん達には是非おすすめしたいです。
ちなみに、レガシィのツーリングワゴンとアウトバックは、ほとんど同じクルマなので(ツーリングワゴンの車高が高くなったものがアウトバックと思っていただければよい)、当記事では同じクルマとして紹介します。
レガシィツーリングワゴン・アウトバック(5世代目・BR)はどんなクルマか?

エクステリアはこんな感じです。

内装はこんな感じです。
レガシィツーリングワゴン・アウトバック(5世代目・BR)は、2009年~2014年にスバルで販売されていたクルマです。
そのためこの5世代目(BR型)は、2020年現在では中古でしか買えません。
個人的には6~7年落ちの中古車は安くなっていておすすめですが、もう少し新しいのが欲しければ、6世代目のアウトバックが2014年~現在まで販売されているので、そちらを購入してもよいでしょう。
クルマの内容は大きくは変わらないです。
ツーリングワゴンのほうは、後継車種「レヴォーグ」にバトンタッチしており、レガシィからのラインナップはなくなっています。
レガシィツーリングワゴン・アウトバックはどんなクルマかというと・・・
全天候型・高性能・安全グランドツーリングワゴン
といったところでしょうか。
四輪駆動で雪道などの悪路に強く、安定感のある走りで長距離移動も楽です。
また、スバルは安全性にもこだわっており、衝突安全性などの安全性の評価も高いです。
2010年からのモデルには、「アイサイト」という自動ブレーキを搭載し、「ぶつらかないクルマ」として一世を風靡しました。
安全性能が高いというのは、小さな子供をもつ親にとっては大事なポイントでしょう。
おすすめグレードは?
購入時のグレードは、以下を抑えておけばよいでしょう。
アイサイトがついている2010年式以降がおすすめ
アイサイト付きのグレードは、グレード名に「~アイサイト」と必ずついています。
アイサイトは、自動ブレーキだけでなく、高速道路で車間自動調整してくれるクルーズコントロールの機能があり、そちらがとても便利です。
よほど予算を抑えたい、などの理由がない限りは、アイサイト付きグレードを購入しましょう。
ちなみに6世代目のアウトバックを購入する場合は、アイサイトが標準装備になったので、気にしなくてよいです。
コストパフォーマンス重視なら2.5i
2.5iというのは、排気量2.5リッターの自然吸気エンジンを積んでいることを表しています。
よほどのパワーを求めない限りは、この2.5iで何ら問題ないです。燃費とパワーのバランスがよいです。
ちなみに6世代目のアウトバックを購入する場合、すべて2.5iになるので、特に迷うことはないでしょう。
ハイパワーを求めるなら、2.0DIT
2.0DITというのは、排気量2リッターターボエンジンモデルで、2012年以降のマイナーチェンジで新規追加されたモデルです。
この2.0DITは、スバル入魂のハイパワーエンジンで、なんと300馬力ものパワーを捻り出します。
試乗したことがありますが、今乗っている排気量3.6リッターのモデルよりも、パワーがあると感じました。
むちゃくちゃ速い!
ただ、ターボエンジンはハイパワー故のデメリットもあります。
まず、ガソリンがハイオクになってしまいます。
また、エンジンオイル交換も、2.5iよりも短い期間で交換が必要です。
燃費も、2.5iと比べると悪くなります。
2.0DITの市街地燃費は、燃費実測検証記事を見たことがあるが8.6km/リッターのようです。
2.5iは同サイトで10.8km/リッターであったため、結構な差があることがわかります。
維持費を多少犠牲にしてでも、ハイパワーなクルマに乗りたい方向けです。
ただし気を付けてほしいのが、2.0DITは、アウトバックにはラインナップされていないため、購入するならツーリングワゴンのほうになってしまう、というところです。
予算が許すなら2012年以降の後期型
スバルというメーカーは年次改良を実施しており、毎年少しずつ改良が入ります。
5世代目のモデルは、2012年で大きな改良が実施され、2.5iのエンジンが新しくなりました。
また、同タイミングで2.0DITのエンジンが追加されました。(その前はターボモデルは2.5GTという2.5リッターターボだった)
この大きな改良が入ったモデルは後期型と呼ばれており、予算が許すなら、この後期型以降を買ったほうがよいです。
2012年式の2.5iは、前期か後期かが一見して分かりづらいので、確実に判断するなら車検証のエンジン型式を見ましょう。
後期型ならFB25となっているはずです。前期型だとEJ25となっています。
おすすめポイントは?
レガシィツーリングワゴン・アウトバックのおすすめポイントを挙げます。
悪天候に強い安定感のある走り
レガシィといえば、これが一番の売りです。すべてのグレードが4輪駆動で、雨や雪には滅法強いです。
また、走らせていて安定感があるので、高速道路での長距離移動に向いています。
広い室内、ラゲッジ
ミニバンほどではないが室内は広く、後席に大人が座ってもゆったりと座れます。また、ラゲッジも広いです。
後部座席が広いので、後ろにベビーシート2つをつけて、大人が真ん中に座ることもできます。これは小さい子供を持つ親にとってはありがたいでしょう。

ラゲッジはこんな感じ。ベビーカー2台積んでいた時期もあったが、余裕で積むことができました。
小さい子どもをラゲッジにのせて、着替えさせたりすることもできます。

高い安全性能
レガシィ(というよりはスバル車全般)のもう1つの売りが、高い安全性能だろでしょう。
このレガシィで、いち早く自動ブレーキ「アイサイト」を発売したし、車両の衝突安全性もいつもトップクラスの評価を得ており、スバルは国産メーカーで最も安全なクルマ、と評価されているほどです。
子供を乗せるなら、やはり安全性能の高いクルマに乗っておきたい、と思うので、安全にこだわっているクルマは安心感があります。
ハイパワーモデルは滅法早い
レガシィのハイパワーモデルである2.0DIT(300馬力)、2.5GT(285馬力)、3.6R(260馬力)は、アクセルを本気で踏むと滅法早いです。
外見からは速そうには見えないが、本気を出すと実は早い、というのが面白いと思います。
子育ての使い勝手はどうか?
広い室内、ラゲッジと、子育てにもそれなりに使えるのがアウトバックです。
ただ3列シートミニバンと比較すると、やはり使い勝手では劣っていると言わざるを得ないです。
走り、使い勝手、安全性をバランス良く両立しているのがアウトバックと言えます。
なので、しじばばを乗せて6人で頻繁に移動したいとか、子育て使い勝手特化、ということなら、やはりミニバンになるかと思います。
ただアウトバックも、使い勝手はそれなり良いです。
荷物を満載して、後部座席にベビーシート2つつけて、5人乗車までならなんとか座れるので、じじかばばのどちらかに乗ってもらうというのはできます。
ラゲッジも広いので、子どもを着替えさせることも可能です。
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中古車価格調査
レガシィツーリングワゴン・アウトバックの新車車両価格は、グレードにもよるが大体310万~365万といったところです。国産車にしては高いほうだと思います。
車両価格がこれなので、実際に新車で購入すると支払総額は300万後半~400万中盤くらいの価格になってしまうでしょう。
そこで、現在の中古車の価格を調査してみました。(2020年10月時点)
中古車に不安を持っている方もいると思いますが、私のレガシィアウトバックは2009年式でもう11年目、走行距離68000kmだが目立った故障は今までにほとんどなく、国産車ならばそこまで気にすることはないと感じています。
私がよくブログと動画をチェックしている、中津スバルでもこの世代のレガシィのことによく触れていますが、「とにかく故障しない」ということを仰っていました。
中津スバルの社長によるレガシィアウトバック(5世代目BR)動画で、この世代のアウトバックを紹介しているとても良い動画があるので、参考にしてみてください。
まずは最新世代のBS(2014年~モデル)について紹介します。
年式 | 色 | 走行距離 | 車両価格 | 中古/新車 |
2014 | シルバー | 6.3万km | 153.8万 | 42.4% |
2015 | 赤 | 4.8万km | 159.0万 | 43.8% |
2016 | 銀 | 5.6万km | 195.8万 | 53.9% |
2016 | 白 | 5.0万km | 209.8万 | 57.8% |
2017 | 銀 | 4.5万km | 266.2万 | 73.3% |
もう1世代前のBR(2009年~2014年)についてもピックアップしてみました。
年式 | 色 | 走行距離 | 車両価格 | 中古/新車 |
2013 | 白 | 4.6万km | 118.8万 | 39.0% |
6年落ち以上を狙えば、新車支払総額の大体40~%くらいで購入できるので、乗りつぶすつもりで買うのならば、よい選択であると思います。
レガシィアウトバックBR型のまとめ
レガシィツーリングワゴン・アウトバックは子育てファミリー用途としても意外と使えます。
ミニバンにはなかなかないような悪路走行の強さや安全性能などがあり、クルマで荷物をたくさん積んでよく長距離移動する方や、スキーに行く方などにはハマるでしょう。
興味を持った方は是非チェックしてみてください。