レノボより、コスパ最強機種のIdeaPad Slim 5シリーズの軽量版
レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen8
が、2023年4月発売されました。

レノボIdeaPad Slim 5シリーズは、ノートパソコンの中ではコスパ最強機種の筆頭となる機種です。
IdeaPad Slim 5 Lightシリーズは、100%sRGBディスプレイの構成であれば1.17kgと軽量のモデルとなっています。
また価格も安く、IdeaPad Slim 5 Gen8との比較をしていきます。
レノボ IdeaPad Slim 5 Light Gen8 製品紹介
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 3 7330U、Ryzen 5 7530U、Ryzen 7 7730U |
メモリ | 8GB、16GB |
ストレージ | 256 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe、512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe QLC |
液晶(1.17kg) | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 300 nit |
液晶(1.24kg) | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
重量 | 1.17kg、1.24kg |
サイズ | 約 324.1×215.7×17.1mm |
バッテリー | 47Whr 最大17時間 |
価格 | 8万円台~ |
2023年4月に新発売された機種です。
重量1.17kgと、軽量化を実現しているのが売りの機種です。
それでいて価格は8万円台~と抑えた価格になっています。
上記はLightシリーズでない通常のIdeaPad Slim 5シリーズで、こちらは重量1.46kgですがコスパが素晴らしいです。
少し重くても良い方にはこちらをおすすめします。
価格について
重量1.24kgの、ディスプレイが45%NTSC構成だと、8万円台から購入可能です。ただメモリは8GBになってしまいます。
重量1.17kgの、ディスプレイ100%sRGB構成だと9万円台~となっています。
おすすめはRyzen 5 7530U + メモリ16GBの11.1万円の構成かなと思います。
CPU性能・処理速度
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-12700H | 27020 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Ryzen 5 7530U | 17704 |
Core i7-1260P | 17203 |
Core i5-1240P | 17345 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Ryzen3 5300Uのスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
AMD Ryzen 5 7530Uは、第12世代のIntel Core i5もしくはCore i7と匹敵するくらいの性能があります。
インターフェイス

- USB Type-Cが1つ(給電・映像出力に対応)
- USB Type-Aが2つ
- HDMI
- フルサイズカードスロット
インターフェイスは標準的なものが揃っているという印象です。
重量とバッテリー容量
重量は1.17kgと14インチとしては軽量です。
そのかわりディスプレイの画面比率が16:9と、現在主流になってきた16:10ではありません。ここは軽さを重視したのかと思います。
バッテリー容量が47Whrで最大17時間と、バッテリー容量は若干少な目ですが一般的な持続時間となっています。
レノボIdeaPad Slim 5シリーズとLightの比較

レノボIdeaPad Slim 5シリーズ通常版とLightを比較してみます。
比較項目 | Slim 5 通常版 | Slim 5 Light |
CPU | ◎(Ryzen 5 7530U) | ◎(Ryzen 5 7530U) |
ディスプレイ | 〇(IPS) | 〇(IPS) |
サイズ | 14インチ | 14インチ |
アスペクト比 | ◎(16:10) | △(16:9) |
解像度 | 1920×1200 | 1920×1080 |
輝度 | 300nit | 300nit |
色域 | 66%sRGB | 100%sRGB |
キーボード | 〇 | 〇 |
重量 | 1.46kg | 1.17kg |
USB-A | 〇(2) | 〇(2) |
USB-C | 〇(2) | 〇(1) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | × | × |
HDMI | 〇 | 〇 |
Webカメラ | 1080p | 1080p |
プライバシーシャッター | 〇 | 〇 |
バッテリー | 56.6Whr | 47Whr |
指紋認証 | × | 〇 |
その他 | – | – |
価格 | ◎(7万円台~) | 〇(11万円台~) |
価格は通常版が圧倒的に安い
レノボIdeaPad Slim 5 Gen8は、AMD Ryzen 5 7530U、メモリ16GB、SSD512GBのスペックが7.98万で購入できます。
Slim Lightのほうは、メモリ16GB構成だと11.1万となり、安く購入するなら通常版のほうになります。
Lightシリーズは1.17kgと軽い
レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen8 は、14インチで1.17kgと軽く、この軽さなら毎日持ち歩くことも苦ではないでしょう。
ただ、ディスプレイが16:9、バッテリー容量が少し少ないなど、軽量化するために割り切っているところもあります。
レノボIdeaPad Slim 5 LightとHP Pavilion Aeroの比較
レノボIdeaPad Slim 5 Lightと、長らくモバイルノートパソコンコスパ最良機種として君臨してきた、HP Pavilion Aero 13-beの2機種を比較してみます。
比較項目 | Slim Light | HP Pavilion Aero |
CPU | ◎(Ryzen 5 7530U) | ◎(Ryzen5 7535U) |
ディスプレイ | 〇(IPS) | 〇(IPS) |
サイズ | 14インチ | 13.3インチ |
アスペクト比 | △(16:9) | ◎(16:10) |
解像度 | 1920×1080 | ○(1920×1200) |
輝度 | 300nit | ◎(400nit) |
色域 | 100%sRGB | 100%sRGB |
キーボード | 〇 | △(配置にクセあり) |
重量 | 1.17kg | ◎(0.957kg) |
USB-A | 〇(2) | 〇(2) |
USB-C | 〇(1) | 〇(1) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
Thunderbolt/USB4 | × | × |
HDMI | 〇 | 〇 |
Webカメラ | 1080p | 720p |
プライバシーシャッター | 〇 | 〇 |
バッテリー | 47Whr | 45Whr |
指紋認証 | 〇 | 〇 |
その他 | – | – |
価格 | 〇(11万円台~) | ◎(10万円前後)セール |
HP Pavilion Aeroのほうは、セール価格になると、メモリ16GBで10万を切る価格になることもあり、コスパが素晴らしいです。
また重量も957kgと、軽さに振り切った機種と言えます。
レノボIdeaPad Slim 5 Lightは、悪くはないですが、価格や重量が少し中途半端かもしれません。
レノボIdeaPad Slim 5 Lightシリーズまとめ
比較結果をまとめますと
- 14インチで1.17kgと軽く、比較的安い
- 100%sRGB構成がおすすめ
- コスパは通常版のIdeaPad Slim 5 Gen8がよい
- 軽さはHP Pavilion Aero 13-beが有利
となります。
悪くはないですが、軽さならHP Pavilion Aero、コスパなら通常版のIdeaPad Slim 5 Gen8 になる、と思いますのでちょっと中途半端か!?という感じはします。
メモリ16GBモデルが、今後10万くらいまで価格が落ちてくると、コスパもHP Pavilion Aeroに負けないくらいになるのではと思います。
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