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HP 15s-fq実機レビュー【エントリー機種だが快適に使える・質感はそれなり】

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コスパ最優先機種で、HP個人向けノートパソコンではエントリーモデルのHP 15s-fqのレビュー記事を書きます。

レビューした機種のスペックは以下の通りでした。

  1. Core i7-1255U
  2. メモリ8GB(デュアルチャネル)
  3. SSD 256GB

 

HP 15s-fqの特徴
  1. HPのラインナップではエントリーモデル
  2. 価格が安い
  3. 兄弟機種のHP 15s-eqというAMDモデルもあり
  4. 性能は普段使いでクリアしたい性能をクリアしている
  5. 質感・機能性・デザインはそれなり

HP 15sは、HPのエントリーモデルで価格が安いです。

ただ価格が安い分、割り切った機種となっており質感・機能性・デザインは安いなりで、コストダウンも見られるという機種です。

性能は、普段使いで「これはクリアしておきたい」という基準はクリアしています。

※ただしIntel Core i3、もしくはAMD Ryzen 3 以上のモデルに限ります

 

価格が安い分、割り切った質感・機能性・デザインが納得できるレベルを超えていれば、購入をおすすめできる機種と言えます。

HP 15s-fq, 15s-eqの価格はエントリーモデルのため価格が安く6万前後で購入可能

 

 

HP 15s-fqは、CPUがIntelモデルで、Amazonのほうが安くCore i5モデルが6.98万円で購入できます。

またAMDモデルのHP 15s-eqは、週末セールの場合、Ryzen 3 5300Uモデルが6万円前後で購入できます。

2023年4月現在、ノートパソコンが高くなってきている中で、6万前後で快適に使えるノートパソコンというのは貴重です。

 

レノボIdeaPad Slim 5 Gen8は8万前後で購入可能

Lenovo IdeaPad Slim 5シリーズ 14

Lenovo直販サイト(AMD)

Lenovo直販サイト(Intel)

OS Windows11 Home(64bit)
CPU AMD Ryzen™ 5 7530U (2.60GHz  2MB)
メモリ 16 GB DDR4-3200MHz (オンボード)
ストレージ 512 GB SSD, M.2 PCIe-NVMe
液晶 14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト
重量 約1.46kg
サイズ 約 312.0×221.0x16.9mm(最薄部)
バッテリー 最大15.9時間
価格 8万円前後(時期によって変動)

レノボのIdeaPad Slim 5 Gen8という機種は、AMD Ryzen 5 7530U + メモリ16GBで7.98万円と、素晴らしいコスパです。

HP 15s-fq,eqと比較すると1~2万円高いですが、性能・機能・質感に対するコスパが素晴らしい機種です。

レノボIdeaPad Slim 5シリーズ、HP 15sシリーズ両方を実機レビューした私の結論は

1~2万高くてもレノボIdeaPad Slim 5のほうがよい

ですが、ノートパソコンに拘りがなく8万は出したくない、という方もいらっしゃると思うので、そういう場合に、HP 15s-fq,eqはおすすめです。

 

HP 15sの質感・性能・使い勝手はどうか?

HP 15sシリーズは、価格が安いので質感・機能性はどうなのか?というのを実機レビュー前は気にしていましたが、普通にまともに使えるな、という印象です。

安物買いの銭失いみたいなことにはならないと思うので、そこは安心してください。

ただし

  1. Intelモデルは、Core i3-1215U以上のスペック構成にしてください。
  2. AMDモデルは、Ryzen 3 5300U以上のスペック構成にしてください。

AMD 3020eや、Celeronにするのは基本性能が低く快適には使えないので、避けてください。

 

ディスプレイもIPS液晶なのでまともで、ボディの質感もまずまずです。

 

キーボードも、配置は綺麗で普通に打てるキーボードです。ただボディが樹脂製なので、打鍵したときに若干のたわみを感じます。

 

HP15s-eq(AMD),15s-fq(Intel)スペックと価格

スペック(15s-eq、AMDモデル)

OS Windows11 Home(64bit)
CPU AMD Ryzen™ 3 5300U モバイル・プロセッサー
メモリ 8GB
ストレージ SSD 256GB
液晶 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSディスプレイ(1920×1080)
無線 IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2
重量 1.6kg
バッテリー 最大9.5時間
価格 6万円台

 

スペック(15s-fq、Intelモデル)

OS Windows11 Home(64bit)
CPU インテル® Core™ i3-1215U,Core™ i5-1235U,Core™ i7-1255U プロセッサー
メモリ 8GB
ストレージ SSD 256GB
液晶 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920 × 1080)
無線 IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2
重量 1.6kg
バッテリー 最大 7 時間 30 分
価格 6万円台~

今回レビューしたCPUはCore i7-1255Uで、性能を抑えて省電力化しているUシリーズプロセッサです。

性能はUプロセッサーでも十分です。

購入する場合、上述の通り

  1. Intelモデルは、Core i3-1215U以上のスペック構成にしてください。
  2. AMDモデルは、Ryzen 3 5300U以上のスペック構成にしてください。

AMD 3020eや、Celeronにするのは基本性能が低く快適には使えないので、避けてください。

 

価格と納期

IntelモデルはなぜかHP直販よりAmazonのほうが安いです。

AMDモデルは、HP直販で週末セールの対象になることが多いです。

週末セールの場合、5~6万円台で購入できることもあり、週末セールでの購入がおすすめです。

 

HP 15s-fqの外観と機能

外観・デザイン・質感

ボディはピュアホワイトという真っ白なボディで、色は綺麗です。

樹脂製のボディなので持った時に大きさよりも軽く感じます。

ただ樹脂製は耐久性がさほどでもなく、プラスチッキーで質感も高いとは言えません。

 

ディスプレイのベゼルが太く、スタイリッシュなデザインとは言えませんが普通に使えるボディであると思います。

  1. 真っ白なボディ色は綺麗
  2. 樹脂製なので質感は安っぽい
  3. ベゼルは太め

 

重量

メーカー公称の重量は1.6kgです。実測値は1602gとほぼ同じです。

 

アダプターは出力45Wで、一般的な65W充電器よりはコンパクトです。重量は以下の通りです。

本体実測値 1602g
アダプター 284g

15.6インチにしては軽めですが、サイズも大きいので据え置き用のノートパソコンになると思います。

この機種はUSB Type-Cでの給電に対応しておらず、Type-C用充電器が使えませんので注意してください。

 

ディスプレイ

ディスプレイは、非光沢でアスペクト比16:9、解像度FullHD(1920 x 1080) IPS液晶、輝度300nitのディスプレイです。

この大きさなら問題なく、解像度フルHDの拡大率100%で使えます。

デフォルト推奨値はフルHDの拡大率125%なので、字が大きく感じるのであれば拡大率100%にしましょう。

 

上記写真は私が持っているHP ENVY(13インチ)との比較です。

HP ENVYは輝度400nit、sRGB約100%のIPS液晶で、比べるとENVYのほうが明るく発色もよいですが、HP 15s-fqも実用上は全然問題ありません。

点数をつけるなら70点はクリアしているディスプレイです。

価格帯が安いと、ディスプレイ品質を落としているケースが多いのですが、この機種はディスプレイ品質もまともです。

 

  1. 輝度300nitのIPSディスプレイで色域は標準的
  2. 画面比率16:9で解像度フルHD(1920×1080)と標準的
  3. この価格帯にしてはまともなディスプレイ品質

 

キーボード

キー配置は綺麗で打ちやすい配置です。

この価格帯にしてはまともなキー配置だと思います。

 

キーピッチは約18.7×18.7mm、キーストロークは約1.5mmです。

一般的なキーピッチとキーストロークですが、ボディが樹脂製のため、打鍵時にたわみを感じ、ややチープな感じがします。

ただキー配置は綺麗なので普通に打てるキーボードだと思います。

指紋認証やバックライトもなく、このあたりは価格なりでコストダウンをもっとも感じるところです。

 

  1. キー配置は綺麗だが打鍵感はチープ
  2. 指紋認証なし
  3. キーボードバックライトなし

     

    インターフェイス

    左側面のインターフェイスは、奥から順番に

    1. 電源コネクター
    2. SuperSpeed USB Type-A 5Gbps×2

    となります。

     

    右側面のインターフェイスが、奥から順番に

    1. HDMI
    2. SuperSpeed USB Type-C® 5Gbps×1
    3. ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
    4. SDカードスロット

    となります。

     

    一番の残念ポイントは、USB Type-Cが給電に対応していないことです。

    そのためノートパソコンの充電にType-C用の充電アダプターを使えないので、純正のアダプターを常に使う必要があります。

    それ以外のインターフェイスは標準的です。

    1. USB Type-Aポートが2つ
    2. HDMIあり
    3. USB Type-Cが給電に対応していない
    4. SDカードスロットあり

     

    バッテリー駆動時間のチェック

    レビュー機のバッテリーは41Whrと、そこまで大きくはない容量でした。

     

    以下の条件にてバッテリー駆動時間のチェックを行いました。

    • 輝度MAX
    • youtube動画流しっぱなし
    メーカー公称時間 7.5時間
    残量0%まで 3時間40分

    バッテリーの持ちは少なく、基本は電源接続して使うのがよいでしょう。

     

    WEBカメラ

    デフォルトは解像度HDカメラ (プライバシーシャッターなし)となります。

    プライバシーシャッターがないのは、コストダウンを感じます。

    また最近のミドルレンジノートパソコンは、カメラもフルHDになっているので、それと比較するとコストを抑えている印象があります。

     

    スピーカー

    キーボード上部にスピーカーが搭載されています。

    スピーカーの音質は普通かな?HP ENVYが10点とすると7~8点くらいです。完全なる主観ですみません(^^;

    HP ENVYは音が良い機種なので、それよりは少し劣るという印象です。

     

    無線速度のテスト

    自宅のWiFiは、11ac(Wi-Fi5)で5.0GHzを使用していますが、同じ部屋だと570Mbps速度が出ており、非常に高速です。

     

    機種 無線速度
    HP 15s-fq 570Mbps
    HP ENVY x360 13 570Mbps

    HP ENVYでも同様のテストを実施しており、高速だと感じましたが、同等レベルで高速でした。

     

    起動時間チェック

    1回目 10.58秒
    2回目 9.73秒
    3回目 10.64秒

    起動時間は高速です。

    快適に起動できると思います。

     

    HP 15s-fqの処理性能

    パソコン処理性能を計測する上でメジャーな、以下のベンチマークソフトを使って計測した結果を紹介していきます。

    • PassMark
    • CineBench R23
    • PCMARK10
    • Crystal DiskMark(ディスク速度)

     

    また、ゲーミング性能についても、これもメジャーな以下のベンチマークソフトを使って計測します。

    • ドラクエⅩ(軽量級3D)
    • FF14(中量級3D)
    • 3DMark

     

    動画編集性能については、動画編集ソフトDavinci ResolveでフルHDのyoutube動画書き出し時間を計測しました。

    • Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し

     

    計測結果については、デフォルトのままで計測しています。

     

    CPU性能めやす

    CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。

    CPU PassMarkスコア
    Core i7-12700H 27020
    Ryzen 7 6800H 23797
    Core i7-1360P 20813
    Ryzen 7 6800U 20727
    Ryzen 7 7730U 18864
    Ryzen 7 5800U 18837
    Ryzen 7 5825U 18386
    Core i5-1340P 17878
    Ryzen 5 7530U 17704
    Core i7-1260P 17203
    Core i5-1240P 17345
    Ryzen 5 5625U 15000
    Core i7-1255U 13965
    Core i5-1235U 13865
    Ryzen 5 5500U 13348
    Ryzen 3 7330U 11816
    Core i7-1165G7 10681
    Core i5-1135G7 10298
    Ryzen 3 5300U 10000
    Core i3-1115G4 6610
    Intel Celeron 7305 2665

    事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Core i5-1135G7のスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。

    Intelは、第11世代では、AMDにベンチマークで差をつけられていましたが、12世代となり、その差がほぼなくなりました。

    Intel Core i7-1255Uは、性能のピークパワーは控え目のCPUですが、それでも第11世代のCore i7-1165G7よりも高い性能になっています。

     

    PassMark

    電源接続時

     

    バッテリー駆動時

    マルチスレッドスコアで14234と、十分に高いスコア結果となりました。普段使いには十二分な性能と言えます。

    バッテリー駆動時は13643と、ほぼ変わらないスコアとなりました。

    おそらくバッテリー駆動時間はそこまで重要視しておらず、バッテリー駆動でもパフォーマンスを落とさない設定になっているのだと思います。

     

    マルチ/シングル 電源接続 バッテリー駆動
    マルチスレッド 14234 13643(95.8%)
    シングルスレッド 3834 3714(96.8%)

     

    他の主要CPUと比較します。

    CPU マルチ シングル
    Ryzen 7 6800H 25955 3458
    Ryzen 7 6800U 21461 3459
    Core i7-1260P 20778 3713
    Ryzen 7 5800U 18644 3108
    Ryzen 5 5625U 16850 3179
    Core i7-1255U 14234 3834
    Core i5-1235U 14877 3529
    Core i7-1165G7 11005 3142

    さすがに最新のIntel Core i7やAMD Ryzen 7 6800Uと比較すると負けますが、旧世代のIntel Core i7-1165G7にはマルチシングルともにスコアで勝っています。

    コスパ重視のマシンによく搭載されているAMD Ryzen 5 5625Uには、マルチでは負けていますがシングルでは勝っています。

     

    CineBench R23

    マルチコアスコア:6164

    シングルコアスコア:1628

     

    マルチコアスコア・シングルコアスコアともに、PassMarkと同じく、高い数値です。

     

    他の主要CPUと比較します。

    CPU マルチコア シングルコア
    Ryzen 7 6800H 13505 1481
    Ryzen 7 6800U 11620 1481
    Core i7-1260P 9018 1799
    Ryzen 7 5800U 9276 1436
    Ryzen 5 5625U 7944 1284
    Core i7-1255U 6164 1628
    Core i5-1235U 6687 1569
    Core i7-1165G7 4122 1383

    こちらもPassMarkと同じ傾向です。普段使いには十二分な性能です。

     

    PCMARK10

    PCMARK10は、実際のアプリケーションを使用したベンチマークソフトで、実際にパソコンを使った時の作業快適性を計測するのに適しているといわれているベンチマークです。

    測定結果は以下の通りです。

    トータルスコア:4448

     

    Essentials:7161(快適めやす4100)

      Essentialsはパソコン基本性能の測定結果です。

      快適めやすは4100なので、高い数値です。実際に使ってみてもレスポンスは快適です。

       

      Productivity:6598(快適めやす4500)

        ProductivityはOfficeなどビジネス系アプリの速度で、これも十分なスコアです。

         

        Digital Contents Creation:5055

          Digital Contents Creationは画像編集や動画編集などの性能を表すスコアです。こちらも十分なスコアです。

           

          最新第13世代Intel Core i5-1340Pを搭載したレノボIdeaPad Slim 5i Gen8と比較してみます。

          レノボIdeaPad Slim 5i Gen8:Intel Core i5-1340P

          HP 15s-fq:Intel Core i7-1255U

          計測内容 IdeaPad Slim HP 15s
          トータル 5600 4448
          App Start-up Score(アプリ起動) 10413 6425
          Video Conferencing Score(Web会議) 8451 6708
          Web Browsing Score(Web閲覧) 9805 8523
          Spreadsheets Score(表計算) 7003 6637
          Writing Score(文書作成) 7962 6561
          Photo Editing Score(画像編集) 10120 8942
          Rendering and Visualization Score(レンダリング) 4666 3074
          Video Editing Score(動画編集) 6388 4700

          Intel系のCPUは、アプリ起動・Web閲覧・文書作成など一般用途でのスコアが高い傾向があります。

          さすがに最新世代のCore i5-1340Pと比較すると、いずれも少しずつ劣るスコアですが、十分に高いので快適に使えるでしょう。

           

          Crystal DiskMark

          シーケンシャルリードが3000を超えており、高速です。

          HP ENVYも高速でしたが、HP ENVYは3500だったので、それよりは若干低い数字でしたが十分でしょう。

           

          ドラクエⅩベンチマーク

          グラフィック性能は、省電力プロセッサーとメモリ8GBであるためか、控え目となっています。

           

          FF14 暁のフィナーレベンチマーク

          こちらも低めのスコアになっています。

           

          3DMark ベンチマーク

          Fire Strikeのスコアは3537でした。

          Fire Strikeのスコア目安は以下の通りです。

          グラフィックボード 3DMark Fire Strike
          GeForce RTX 3080 Ti 38323
          GeForce RTX 3080 36176
          GeForce RTX 3060 20764
          GeForce RTX 3050 Ti 14911
          GeForce GTX 1650 9047
          AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) 6666
          Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) 5010
          Intel Core i7-1165G7(CPU内蔵) 4200
          Intel Core i7-1255U(CPU内蔵) 3537
          AMD Ryzen 5 5625U(CPU内蔵) 3360
          AMD Ryzen 7 5800U(CPU内蔵) 3276

          めやすとしてはGeForce GTX 1650がエントリー向けグラフィックボードで、当マシンはAMD Ryzen 5 5625Uとほぼ同等スコアです。

          Intelの省電力性能重視のUプロセッサーは、グラフィック性能はそこまで高くはない、という印象です。

           

          どの程度までのゲームが遊べるかは、以下の記事に詳しくまとめていますので参考にしてみてください。

          普通のノートパソコンでゲームはできるか?外部グラフィックボードなしで遊べるか検証・解説私のように元ゲーマーで、ライトにゲームを楽しみたい方に、普通のグラボなしノートパソコンでどの程度のゲームができそうか?をまとめました。...

           

           

          Night Raidのスコアは14570でした。

          デュアルチャネルのIdeaPad Slim 570のAMD Ryzen 5 5625Uは14539でしたので、ほぼ同等のスコアです。

           

          Davinci Resolveでのyoutube動画書き出し時間

          動画編集ソフトDavinci Resolveで、4分のフルHDのyoutube動画書き出し時間にかかった時間を計測しました。

          CPU 時間
          AMD Ryzen 7 6800H+GeForce RTX 3050 Ti 48秒
          AMD Ryzen 7 6800U 1分18秒
          Intel Core i7-1260P 1分28秒
          AMD Ryzen 7 5800U 1分56秒
          AMD Ryzen 5 5625U 1分58秒
          Intel Core i5-1235U 2分17秒
          Intel Core i7-1255U 2分27秒

          Intelの省電力性能重視のUプロセッサーは、グラフィック性能はそこまで高くはないので、動画の書き出し時間もやや遅い、という結果になりました。

           

          排熱性能と静粛性について

          CPU負荷をツールでかけてみて、CPU温度と本体の温度、静粛性をチェックしてみました。

          負荷をかけた直後

          負荷をかけ続けたとき

          上記が測定結果ですが、負荷をかけるとCPU温度が上がり、80℃強まで上がりました。その後60℃程度で推移します。

          この間、キーボードあたりが熱くなるような感覚はほとんどなく、普通に使えます。

          あまりCPU温度を上げないようになっているようで、本体が熱くなるようなことはほとんどありませんでした。

           

          また、負荷をかけた時の音についてですが、よく聞くと「サー・・」という音が聞こえますが、気になりません。

          騒音測定アプリで測定したところ、負荷をかけている状態でも30~35db程度でした。

          騒音目安については以下の通りです。

          騒音値(db) めやす
          50db 大きく聞こえる。静かな事務所
          40db 聞こえるが会話に支障なし。図書館、静かな住宅地の昼
          30db 小さく聞こえる。郊外の深夜、ささやき声
          20db ほとんど聞こえない。ささやき

          仮に図書館で負荷をかけても問題ない騒音レベルで、静粛性は高いといえます。

          もしかするとこれは、レビュー機が省電力を重視するUシリーズのCPUであったからかもしれず、Pシリーズだとまた違った結果になる可能性はあります。

           

          HP 15s-fqのレビュー評価まとめ

          評価まとめ

          各作業のレビュー結果は以下の通りです。

          Web閲覧 ◎(とても快適)
          Office系事務作業 ◎(とても快適)
          動画鑑賞 ◎(とても快適)
          Web会議 〇(普通)
          プログラミング 〇(普通)
          画像編集 △(ディスプレイの色域が狭い)
          動画編集 ×~△(メモリ8GBだと厳しい)
          ゲーム ×(メモリ8GBだと厳しい)

           

          ノートパソコン自体の質感、デザイン、耐久性、キーボード、持ち運びやすさ、コスパなどのレビュー結果は以下の通りです。

          質感 △(少し安っぽい)
          キーボード △(打鍵感がチープ)
          インターフェイス △(USB Type-Cが給電に対応していない)
          デザイン △(ベゼルが太い)
          耐久性 △(耐久性を考慮した作りではない)
          バッテリー ×(41Whrだと少ない)
          持ち運び ×(持ち運びは厳しい)
          コスパ 〇(価格が安い)

           

          価格を抑えつつ、普段使いで快適に使える性能をきっちり確保した機種、という印象です。

          価格が安いので、質感・キーボードなどは8万円前後のミドルレンジノートパソコンには劣ります。

           

          HP 15s-fqの良い点

          1. 価格が安い
          2. 普段使いで快適に使える性能を確保

          価格が安く、快適に使える性能を持つノートパソコンとしては最安値レベルでの価格で購入できます。

           

          HP 15s-fqの惜しい点

          1. 全体的に安っぽい

          一般的用途で使う際の性能はしっかり確保している反面、コストダウンが随所に見られて全体的に安っぽいところがマイナスポイントになります。

           

          このノートパソコンを購入するのに向く方

          • 一般用途で快適に使えるノートパソコンをなるべく安く購入したい方
          • ノートパソコンに拘りがない
          • 少々安っぽくても問題なし

          なるべく安くノートパソコンを購入したいが快適に使える性能は欲しい、でも質感には拘りがない、という方におすすめできます。

          ただ最低限、CPUはAMD Ryzen 3以上、もしくはIntel Core i3以上、の構成を選ぶようにしてください。

           

           

          レノボはIdeaPad Slim 5のコスパが優秀すぎるのでこちらもチェックしましょう

          Lenovo IdeaPad Slim 5シリーズ 14

          Lenovo直販サイト(AMD)

          Lenovo直販サイト(Intel)

          もう1~2万円出せるのであれば、レノボ IdeaPad Slim 5 Gen8のコスパが最強です。

          1. AMD Ryzen 5 7530U
          2. メモリ16GB
          3. SSD 512GB

          このスペックを確保し、なんと7.98万で購入できてしまいます。

          この機種ならボディもフルアルミボディで、質感も十分です。またメモリも16GBになります。

          ある程度ノートパソコンにこだわるなら、こちらの機種を+1~2万円出して購入したほうが、長く快適に使えると思います。

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