ダイナブックより、重さ1kg未満で、10万円前後で購入できる、とても安いモバイルノートパソコン「dynabook GA/ZY」が発売されました。
13.3インチ、Ryzen 5 7430U、メモリ16GBで10.3万円からと、とても安いです。
しかも2025/1現在、発売セールで割引があり、9.43万円で購入できます。
2024年は物価高でノートパソコンが値上がりし、モバイルノートパソコンのコスパ最強機種HP Pavilion Aero 13も、2万円程度値上がりしてしまいました。
そのためこの機種の価格はすごくありがたいです。
ダイナブックは、もともと東芝が販売しているノートパソコンのブランド名でしたが東芝がシャープに売却、そのシャープも現在は鴻海精密工業の子会社なので、ダイナブックはシャープの機能子会社、鴻海精密工業の孫会社ということになります。
日本に本社を置く会社なので、ダイナブックは国産ブランドということになります。
国産のノートパソコンは高い、という印象がありましたが、今回のダイナブックのdynabook GA/ZYは、かなり攻めた価格設定だなと感じます。
dynabook GA/ZY スペックと価格
dynabook GA/ZY
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7430U ,Ryzen 5 7530U ,Ryzen 7 7730U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256~512GB SSD |
液晶 | 13.3型ワイド(16:9)FHD 広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)(省電力LEDバックライト) 1,920×1,080ドット |
重量 | 956g |
サイズ | 約306.0mm(幅)×約17.9mm(高さ)×約210.0mm(奥行) |
バッテリー | 約7.0時間(動画再生時)約13.0時間 |
価格 | 10万円台~ |
価格は、会員登録しログインすることで大幅値引きになります。
また新製品発売セールで、2/17までさらに8800円引きとなり、Ryzen 5 7430Uモデルは、10万円を切る価格になります。
スペックを対抗機種レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10と比較
レノボ IdeaPad Slim 5 Light Gen10
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7535HS, Ryzen™ 7 7735HS |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512 GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC |
液晶 | 13.3インチ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 400 nit, 60Hz |
重量 | 約 1.15kg |
サイズ | 約 295.58×206.95×14.3mm(最薄部) |
バッテリー | 54.7Whr 動画再生時 約 11.5 時間・アイドル時 約 22.8 時間 |
価格 | 10万円台~ |
dynabook GA/ZYとコンセプトが似ていて、ライバル機種になるのが、レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10です。
価格はAMD Ryzen 5 7535HSモデルが、周辺機器込みセールで10.68万円です。
スペックについて比較をしていきます。
スペックごとの比較
比較項目 | dynabook GA/ZY | レノボIdeaPad Slim 5 |
CPU | AMD Ryzen 5 7430U | AMD Ryzen 5 7535HS |
CPU性能(PassMark) | B(15759) | B(実測17337) |
メモリ | B+ (16GB) | B+ (16GB) |
ディスプレイ種類 | IPS | IPS |
サイズ | 13.3インチ | 13.3インチ |
アスペクト比 | 16:9 | 16:10 |
ディスプレイ解像度 | B (1920×1080) | B(1920×1200) |
ディスプレイ輝度 | ? | A (400nit) |
ディスプレイ色域 | ? | A (100%sRGB) |
ボディ質感 | ? | B++ |
キーボード | ? | B+ |
重さ・持ち運びやすさ | A+ (956g) | B+(実測1138g) |
インターフェイス | A | B+ |
USB-A | 〇(2) | 〇(2) |
USB-C | 〇(2) | 〇(2) |
USB-C充電 | 〇 | 〇 |
USB-C映像出力 | 〇 | 〇 |
HDMI | 〇 | 〇 |
Webカメラ | 有効画素数 約92万画素 | IR&1080p FHDカメラ |
プライバシーシャッター | 〇 | 〇 |
バッテリー | C(35~40Whrくらい?) | A+(54.7Whr 実測8:35) |
認証 | 顔認証 | 顔認証 |
その他機能 | – | – |
価格・コスパ | A+(10.86万円) | A+(10.68万円) |
Ryzen 5、SSD512GB同士での比較になります。
956gと軽く、10万円台と安いのが最大の魅力
dynabook GA/ZYは、956gと軽く、10万円からと安いのが最大の魅力です。
1kg未満でコスパの良い機種というと、HP Pavilion Aero 13でしたが、2024年の新型で値上がりしてしまったので、dynabook GA/ZYのほうが安くなりました。
さらに2/17まではセールで、8800円引きになるので、10万円を切る価格となり、さらに安くなります。
セールを考慮しない価格だと、レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10とほぼ同等のコスパです。
dynabook GA/ZYのバッテリー容量は少ないと思われる
レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10の最大の魅力の1つは、そのバッテリー持ちの良さです。
ディスプレイの明るさを最大にして、YouTube動画連続再生テストの時間は8時間35分と、モバイルノートパソコントップクラスの電力効率でした。
レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10のスペックは、54.7Whr 動画再生時 約 11.5 時間で、dynabook GA/ZYの容量はスペック上不明ですが動画再生時 約 7.0 時間とあるので、IdeaPad Slim 5 Light Gen10の約60%です。
60%換算すると、dynabook GA/ZYのバッテリー持ちは5時間15分のため、長時間の電源なしの環境での作業は厳しいと予想しています。
CPU性能はそこそこ
dynabook GA/ZYのCPUは、最安モデルでRyzen 5 7430Uという旧世代のCPUを搭載しています。
CPU性能を測るベンチマークとしては最も有名なPassMarkスコアについて、ノートパソコンによく搭載される主要なCPUのスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-13700HX | 34286 |
Core i7-13700H | 30030 |
Ryzen 7 8845HS | 29904 |
Ryzen 7 8840HS | 24445 |
Core Ultra 7 155H | 25160 |
Ryzen 7 8840U | 23821 |
Ryzen 7 7735HS | 23818 |
Core Ultra 5 125H | 21300 |
Ryzen 5 8640U | 20772 |
Core Ultra 7 258V | 20032 |
Core Ultra 7 155U | 16577 |
Core Ultra 5 125U | 17750 |
Ryzen 7 7735U | 21082 |
Core i5-1340P | 20106 |
Core i7-1360P | 19600 |
Ryzen 7 7730U | 18864 |
Ryzen 5 7535HS | 18312 |
Core i7-1260P | 17257 |
Core i5-1240P | 17345 |
Core 5-120U | 17292 |
Ryzen 5 7535U | 17123 |
Core i5-1335U | 16814 |
Ryzen 5 7530U | 16509 |
Ryzen 5 7430U | 15759 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U | 13865 |
Core i3-1315U | 13755 |
Ryzen 3 7330U | 11816 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Ryzen 5 7520U | 9489 |
Intel N100 | 5657 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、スコア10000以上あると十分快適に使えます。
2024年の今購入するなら、15000以上のCPUを選ぶと、4年は快適に使えるでしょう。
Ryzen 7 7430Uは15000を超えているので、性能は中の中といったところですが快適に使えると予想します。
性能については、レノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10のほうが少し上です。
ディスプレイ画面比率は16:9
dynabook GA/ZYの画面比率は16:9、解像度は1920×1080です。
たいしてレノボIdeaPad Slim 5 Light Gen10は、画面比率16:10、解像度1920×1200と縦に少し長いです。
私は16:9、16:10両方の機種を使ったことがありますが、作業性が結構違い、縦に長い16:10のほうが使いやすいです。
956gという軽さを実現しているので、そこはどっちを優先するかというところでしょうか。
dynabook GA/ZYは1kg未満で安いのが最大の魅力
dynabook GA/ZYは、1kg未満で安いのが最大の魅力の機種です。
ただスペックを見ているとバッテリーが少なそうであったり、ディスプレイ画面比率が16:9と、気になる点がいくつかあります。
それでもdynabook という国産メーカーからこれだけ安い機種が発売されたのは喜ばしいことですので、軽いノートパソコンを安く探している人は是非チェックしてみてください。
持ち運び用のサブ機としても良いのではないかと思います。
dynabook GA/ZY