2022年もあと少しで終わりとなり、ノートパソコンのおすすめや安かった時期を振り返りたいと思います。
ノートパソコンのおすすめや値段は、1年を通じて紹介してきており、その当時の値段も残してきているので、2023年度の参考にしてもらえればと思います。
2022年のノートパソコンはIntel第12世代CPUが強かった

2021年は、AMD Ryzen CPUを搭載したノートパソコンのラインナップが豊富で、ベンチマークスコアも上回っていたため、AMDのほうが強い印象がありました。
2022年は、性能を大幅に引き上げたIntel第12世代CPUを搭載したノートパソコンが数多く発売され、ラインナップの主流になっていきました。
ただ一方で、AMD Ryzen 5 5625Uのコスパは極めて高く、性能も普段使いには申し分ないため、コスパ重視であればAMDのCPUが強かった年でもありました。
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-12700H(最新12世代) | 27020 |
Ryzen 7 6800H | 23797 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i7-1260P(最新12世代) | 17203 |
Core i5-1240P(最新12世代) | 17345 |
Ryzen 7 5700U | 15747 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U(最新12世代) | 13865 |
Ryzen 5 5500U | 13348 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
Intel Celeron N4120 | 2510 |
事務作業でブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Ryzen3 5300Uのスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
Intel12世代のCPUは、11世代よりも性能を大きく上げたことがスコアからもわかると思います。
- コスパ重視であればAMD Ryzen 5 5635U
- 性能重視であればIntel Core i7-1260P、AMD Ryzen 7 6800U
- 動画編集など重作業であればIntel Core i7-12700H、AMD Ryzen 7 6800H
が、2022年の主流だったかと思います。
2022年は円安・物価高による値上がりが目立った年

2022年は円安・物価高によるノートパソコン値上がりが目立ち、買い時の難しい年でした。
以下がUSドル/円の推移となります。
年月 | 1ドル/円 |
2022年1月 | 114.8 |
2022年2月 | 115.2 |
2022年3月 | 118.5 |
2022年4月 | 126.2 |
2022年5月 | 128.8 |
2022年6月 | 133.7 |
2022年7月 | 136.7 |
2022年8月 | 135.2 |
2022年9月 | 143.2 |
2022年10月 | 148.6 |
2022年11月 | 139.5 |
2022年12月 | 136.8 |
調べていると、2019年くらいからずっと1ドル110円前後で推移してきたのに、2022年4月以降、一気に円安が加速しました。
円安に起因した物価高は、毎日ニュースで報道されているので記憶に新しい方も多いと思います。
例えばLenovo IdeaPad Slim 5シリーズは、3月は5.4万で購入できたのに、12月は7.9万になってしまいました・・・大体2万程度は値上がりしたイメージです。
円安は一段落してきており、今後ノートパソコンの値段も値下がりしていくことを期待したいと思います。
2022年ノートパソコン買い時について。安かったのは3月、新製品が出たのは6~7月
ノートパソコンが最も安かったのは3月です。
3月は年度末セールで、ノートパソコンが最も安い時期です。
例として、コスパ最強ノートパソコンLenovo IdeaPad Slim 5シリーズの値段推移をのせます。
年月 | 価格 |
2022年3月 | 5.4万 |
2022年4月 | 6.9万 |
2022年7月 | 6.9万 |
2022年9月 | 6.9万 |
2022年10月 | 7.9万 |
2022年11月 | 7.98万 |
2022年12月 | 7.9万 |
上記を見れば一目瞭然で、3月の値段がもっとも安かったです。
ただ新型発売ラッシュだったのが6~7月で、この機種も7月に新型が発売されています。新型を買うなら6~7月が買い時だったかと思います。
ただ、ノートパソコンは、値段推移が読みづらいので、買いたければさっさと買ってしまったほうが、迷っている時間を無駄にしないのでよいのでは?と思います。
私も1月くらいからノートパソコンが欲しいと探しており、結局4月まで探し続けました。
ただ、振り返ってみると、ノートパソコンを購入するまでの数か月、ブログの作成効率を上げられなかった時間が無駄だったかなあ、と、今になって思います。
- 最も安く買うなら3月
- 新型を買うなら6~7月
- 欲しいなら迷っている時間がもったいないので買ってしまうほうが効率的
2022年おすすめノートパソコン(コスパ部門)
2022年を振り返って、コスパ最強マシンとしておすすめできるのは以下の2台です。
Lenovo IdeaPad Slim 570 14(AMD)
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 5625U (2.60GHz 2MB) |
メモリ | 8GB(デュアルチャネル)~ |
ストレージ | SSD 256GB~ |
液晶 | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
重量 | 約1.38kg |
サイズ | 約 321.7×211.8×17.9mm(最薄部) |
バッテリー | 最大15.9時間 |
価格 | 7万円台〜(時期によって変動) |
DELL Inspiron 14 AMD
CPU | AMD Ryzen™ 5 5625U |
メモリ | 8GB~ |
ストレージ | SSD 256GB~ |
液晶 | 14.0-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非-タッチ 250nits WVA ディスプレイ |
重量 | 約1.54kg |
サイズ | 約 314×227.5×15.7~19.0mm |
バッテリー | 54Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 7万円台〜(時期により変動) |
この2台は本当に、価格に対する性能や質感が極めて高く、まさしくコスパ最強と呼ぶにふさわしい2台です。
どっちを購入しても後悔することはないと思いますが
- 軽さ重視ならLenovo IdeaPad Slim 570
- ディスプレイ16:10の縦長重視ならDELL Inspiron 14
かと思います。
さらに、上記よりも安く、性能もそれなりを確保しているHP 14s-fqという機種もありますが、価格に対する質感や性能の満足度は、上記2機種のほうが高くなると思います。
2022年おすすめノートパソコン(モバイルノート部門)
2022年を振り返って、モバイルノートでコスパ最強マシンとしておすすめできるのは以下です。
HP Pavilion Aero 13-be
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 5600Uモバイル・プロセッサー |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大10.5時間 |
価格 | 8万円台〜(価格.com限定) |
実は発売日は2021年8月なので、1年前の機種なのですがコスパがすごすぎて、2022年でももっともお勧めできるモバイルノートとして君臨していました。
957gという重量も素晴らしいですし、ディスプレイも輝度400nit、色域100% sRGBという素晴らしいスペックです。
2022年おすすめノートパソコン(動画編集・ゲーミング部門)
2022年を振り返って、動画編集やゲーミングでコスパ最強マシンとしておすすめできるのは以下です。
Lenovo IdeaPad Gaming 370(AMD)
Lenovo IdeaPad Gaming 370(AMD)
初期導入済OS | Windows 11 Home (64bit) |
プロセッサー | AMD Ryzen™ 7 6800H |
メモリ容量 | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® RTX™ 3050 Ti Laptop GPU 4GB GDDR6 |
ストレージ | 512GB |
ディスプレイ | 16″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 350 nit, 165Hz |
ワイヤレス | Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth® |
内蔵カメラ | 1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付) |
本体寸法 (幅×奥行き×高さ) | 約 359.6×277.8×20.9~25.9mm |
質量 | 約 2.6kg |
バッテリー駆動時間 | 最大 約 14.0時間 |
上記の超ハイスペック構成で11万円台から購入可能と、ゲーミングノートパソコンとしては最強のコスパと言える機種です。
Ryzen 7 6800Hモデルでも12.98万で購入可能で、コスパがおかしいです。
実機レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。

もし私が過去に戻れるとして1台選ぶとしたら?
もし2022年を過ごした私が今の知識で、ノートパソコンを1台購入するとしたら以下ですね。
Lenovo Yoga 770 AMD
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 7 6800U モバイル・プロセッサー |
メモリ | 16 GB LPDDR5-4800MHz |
ディスプレイ | 14.0型 2.8K OLED (有機ELディスプレイ) (2880×1800ドット、最大10.74億色、16:10、90Hz、Dolby Vision対応、 DisplayHDR 500 True Black) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり |
SSD | 1 TB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | Bluetooth(Ver5.2) |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付) |
指紋認証 | なし |
外形寸法(mm) | 約 316.66×220.25×17.35mm |
駆動時間 | 71Whr 最大17時間 |
重量 | 1.42kg |
価格 | 16万円台~ |
- とても上質なボディ
- ディスプレイが有機ELでとても綺麗
- CPUが最新AMD Ryzen 7 6800Uで性能良し
- その気になれば持ち運びも可
と、文句のつけようがない出来でした。
レビュー記事は以下に書いているので参考にしてみてください。

この機種は、12月現在、16万円台と少し高いですが、発売当初の7月は、12万円台で購入可能と、コスパがおかしい時期が一瞬だけありました。
そのあと速攻で売り切れ、すぐに値上がりしましたが・・・
そのため私が過去に戻って1台を選んで購入するなら、これを7月の発売当初に購入したかったかな、と思います。
ノートパソコンの安い時期振り返り(2022年)
- 最も安く買うなら3月
- 新型を買うなら6~7月
- 欲しいなら迷っている時間がもったいないので買ってしまうほうが効率的
でした。
まだ円安でなく、新型も発売されていた6~7月が一番買い時だったかもしれません。
あとレノボのコスパは最強です。またHPも、HP ENVYやSpectreなど高品質でデザインのよいノートパソコンを販売しているので魅力的です。
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