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2 in 1 ノートパソコンのメリット・デメリット・おすすめ機種紹介

※2022年12月更新

2 in 1 ノートパソコンとは、通常のノートパソコンだけでなく、タブレットとしても使えるノートパソコンのことです。

2 in 1はメリットだけでなくデメリットもいくつかあるので、実際に購入して使っている経験より紹介しようと思います。

 

2 in 1ノートパソコンは、コンバーチブル型、セパレート型の2つのタイプがあります。

私が購入して使っているのは以下です。

HP ENVY x360 13-ay(コンバーチブル型)

 

Lenovo IdeaPad Duet Chromebook(セパレート型)

 

2台とも長い間使っているため、使い勝手やメリット・デメリットを紹介していきます。

 

2 in 1 ノートパソコンの特徴・メリット・デメリット

コンバーチブル型とセパレート型で、特徴に違いがあるのでそれぞれ説明します。

 

コンバーチブル型

コンバーチブル型とは、ディスプレイとキーボード部分がつながったまま、スタンド型にもタブレット型にもなる製品です。

ディスプレイとキーボードの結合部分が特殊になっており、裏側にディスプレイを回転させてタブレットモードにすることもできます。

ディスプレイは、スタンド型やタブレット型として使うことを想定しているので、タッチパネルを採用しています。

 

もちろん、通常のノートパソコンとしても使えるので、普段は通常のノートパソコンとして使い、動画を見るときはスタンド型、ペンを使ってメモなどを取るときはタブレット型、というように使い分けができます。

外付けキーボードを使うときも、スタンド型で使うといいですね。

 

コンバーチブル型のメリットは以下の通りです。

コンバーチブル型のメリット
  1. 普通のノートパソコンとしても使える
  2. スタンド型、タブレット型としても使える
  3. ディスプレイが180度以上倒せるので故障に強い
  4. タッチパネル搭載のためマウスなしでも使いやすい

スタンド型、タブレット型として使えて、タッチパネルも搭載しているので、動画も見やすいし、子供にも扱いやすいです。

 

コンバーチブル型のデメリットは以下の通りです。

コンバーチブル型のデメリット
  1. 重量が重い
  2. 価格が高め
  3. ディスプレイが光沢なので映り込みが多い

ディスプレイが裏側にまで倒せる構造にするため、普通のノートパソコンよりも重くなります。

価格も、複雑な構造に対応するため高くなりがちです。

 

ディスプレイは、2 in 1だとタッチパネル搭載、その場合光沢(グレア)ディスプレイが搭載されていることがほとんどです。

2 in 1 = タッチパネル = 光沢ディスプレイ

といってもいいくらいです。

光沢ディスプレイは、画面が綺麗な反面、映り込みが多くなります。

私はこの映り込みはさほど気になりませんが、照明や窓がある部屋で作業をする場合、気になる方もいるでしょう。

 

価格と重さについて、以下は、HPのノートパソコン比較で、両方とも13インチであるPavilion Aero 13-beとENVY を比較した表です。

比較項目 Pavilion Aero ENVY
重量 957g 1250g
価格 8.4万~ 9.9万~

PavilionとENVYでは、ENVYのほうが上級機種になるので、一概な比較はできませんが、コンバーチブル型のほうが重くて高くなりやすい傾向にある、と意識しておけばよいかと思います。

 

セパレート型

キーボードとディスプレイ部分が完全に切り離せるようになっているのがセパレート型です。

 

ディスプレイのほうに、スタンドが付いているものが大半で、ノートパソコンとして使うときはスタンドを使うようになっています。

 

セパレート型のメリットは以下の通りです。

セパレート型のメリット
  1. 動画鑑賞がしやすい
  2. ペン操作がやりやすい機種が多い
  3. タッチ操作がやりやすい

タブレットとして独立して使うことができ、スタンドも付属しているので、動画鑑賞はやりやすいです。

また、ペン操作やタッチ操作にも向いています。

 

セパレート型のデメリットは以下の通りです。

セパレート型のデメリット
  1. 机の上でないとスタンドが安定しない
  2. キーボードがたわみやすくタイピングがしづらい

例えば電車の中とか、布団に座りながらノートパソコンを操作したいことがありますが、スタンドカバーだと若干安定しないです。

特にキー操作をするとなるとそういう不安定な場所では使いづらいでしょう。

またキーボード自体も、薄いものが大半なのでたわみなどを感じることがあり、少し打ちづらさを感じます。文字入力が用途の大半になる方には向かないかもしれません。

 

私自身、Lenovo IdeaPad duet Chromebookを購入しブログを書くのに使っていましたが、キー操作が少しやりづらかったので、HP ENVY x360 13-ayを購入して使っています。

 

2 in 1ノートパソコンおすすめ機種紹介

2 in 1ノートパソコンのおすすめ機種について、紹介していきます。

なお、パソコンのスペックなどの選び方については、以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。

ノートパソコン コスパ最強おすすめ機種紹介【2023年4月更新】2023年4月1日更新 快適性能を満たしつつなるべく安く、というコスパ最強ノートパソコンおすすめ機種を紹介します。 またノー...

 

HP ENVY x360 13-bf

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU 第12世代 インテル® Core™ i5-1230U
メモリ 16GB(デュアルチャネル)
ディスプレイサイズ 13.3インチワイド・2.8K ブライトビュー(光沢)・OLED タッチディスプレイ(2880×1800)
SSD 512GB SSD
光学ドライブ なし
無線LAN IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)
Bluetooth Bluetooth(Ver5.3)
Webカメラ HP True Vision 5MP IR カメラ (約500万画素)
指紋認証 あり
顔認証 あり
外形寸法(mm) 約 298 × 216 × 16.9 (最薄部) mm
駆動時間 最大17時間(66Wh)
重量 1.33kg
価格 13万円台~

こちらは、2022年の新型ENVYで、Intelモデルになります。

CPUが最新世代Intel、ディスプレイが16:10のOLEDになっているなど、バージョンアップしています。

その分、13-ayよりも少し高く、重くなっているのが残念ですが・・・コスパは良いと思います。

 

13-ayについてはレビュー記事を以下にまとめていますので参考にしてみてください。

HP ENVY x360 13-ay購入レビュー【パフォーマンスモデルを購入】※2022年11月更新 当機種は2022年11月現在、在庫切れで購入できなくなってしまっています。 かわりに、Intel版の...

 

HP Spectre x360 14-ef

OS Windows 11 Pro 64ビット
CPU 第12世代 インテル® Core™ i5-1235U、Core i7-1255U
メモリ 16GB(デュアルチャネル)
ディスプレイ(IPS) 13.5インチワイド・WUXGA+ブライトビュー(光沢)・IPSタッチディスプレイ(1920×1280)※IPS
ディスプレイ(有機EL) 13.5インチワイド・3K2Kブライトビュー(光沢)・OLEDタッチディスプレイ(3000×2000)※有機EL
SSD 512GB~1TB SSD
アクティブペン HP MPP アクティブペン(ブラック)
無線LAN IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)
Bluetooth Bluetooth(Ver5.3)
Webカメラ HP True Vision 5MP IR カメラ (約500万画素)
指紋認証 あり
顔認証 あり
外形寸法 約 299 × 220 × 16.5 mm (最薄部)
駆動時間 最大11~16時間(66Wh)
重量 1.39kg
価格 17万円台~

HP ENVYよりも高くなってしまいますが、HP Spectre x360 14-efも、コンバーチブル型で有名でおすすめな機種になります。

SpectreはENVYよりもさらに上級の機種で、高級感があるのと、ディスプレイが3:2と縦長で作業もやりやすいサイズです。

 

Lenovo Yoga 770i

Lenovo Yoga 770i


Lenovo直販サイト

スペックは下記の通りです。

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-1260P
メモリ 16 GB LPDDR5-4800MHz
ディスプレイ 14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, 100%DCI-P3, 400 nit, 90Hz
SSD 1 TB SSD, M.2 PCIe-NVMe
光学ドライブ なし
無線LAN Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
Bluetooth Bluetooth(Ver5.2)
Webカメラ IR&1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付)
指紋認証 なし
外形寸法(mm) 約306mm(幅)×約15.5mm(高さ)×約194mm(奥行)
駆動時間 71Whr 最大12時間
重量 1.42kg
価格 15万円台~

 

上記スペックのマシンが、2022年11月現在、15.8万で購入できます。しかも即納です!

またペンも付属します。

このスペックと品質で、15.8万はかなり安いと言えます。

 

こちらの機種は実機レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。

とにかくディスプレイが綺麗で、高性能・高品質なのでとてもおすすめできる機種です。

Lenovo Yoga 770i実機レビュー【ストームグレーと有機ELが綺麗な高性能ノートパソコン】2022年に発売されたLenovo Yoga 770iをお借りすることができましたので、レビュー記事を書きます。 Leno...

 

Lenovo Yoga 770 AMD

Lenovo Yoga 770 AMD

Lenovo公式サイト

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen™ 7 6800U モバイル・プロセッサー
メモリ 16 GB LPDDR5-4800MHz
ディスプレイ 14.0型 2.8K OLED (有機ELディスプレイ) (2880×1800ドット、最大10.74億色、16:10、90Hz、Dolby Vision対応、 DisplayHDR 500 True Black) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり
SSD 1 TB SSD, M.2 PCIe-NVMe
光学ドライブ なし
無線LAN Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
Bluetooth Bluetooth(Ver5.2)
Webカメラ IR&1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付)
指紋認証 なし
外形寸法(mm) 約 316.66×220.25×17.35mm
駆動時間 71Whr 最大17時間
重量 1.42kg
価格 16万円台~

上記でCPU内蔵グラフィックスとしてはもっともおすすめな、AMD Ryzen 7 6800Uを搭載しています。

上記スペックのマシンが、2022年12月現在、16.5万で購入できます。

このスペックと品質で、16.5万はコスパが良いと言えます。

14インチで、2.8Kの有機ELディスプレイ、最新のRyzen 7 6800Uを搭載、メモリ16GB、SSD512GBと、性能は十分です。

アルミニウムのボディは質感やデザインが優れており、とても魅力的な1台です。

自分も、HP ENVYをもし買ってなかったら、この機種とめちゃくちゃ迷ったかも・・・

最新のRyzen 7 6800Uのベンチマークについて、Cinebench R23のスコアを紹介しますが、Ryzen 7 5800Uと比較しても大幅向上しています。

CPU マルチコア シングルコア
Ryzen 7 6800U 21461 3459
Core i7-1260P 20778 3713
Ryzen 7 5800U 18644 3108
Core i7-1165G7 11005 3142

 

Ryzen 7 6800Uは、グラフィック性能も大きく向上、Intel第12世代CPUのグラフィック性能を大きく上回っています。

GeForce MX450と同等レベルのグラフィック性能を保持しているようで、3Dゲームでも軽めのゲームならばそれなりに動く性能があります。

詳細なレビュー記事を以下に書いているので参考にしてみてください。

Lenovo Yoga 770 AMD実機レビュー【最新Ryzen7 6800Uと有機EL搭載】2022年に発売されたLenovo Yoga 770 AMDをお借りすることができましたので、レビュー記事を書きます。 L...

 

ASUS Chromebook Detachable CM3

クロームブックで、価格の安いセパレート型を1台紹介します。

ディスプレイ タッチパネル搭載 , 10.5型ワイドTFTカラー液晶 , 1,920×1200ドット (WUXGA), グレア, sRGB 121%, 外部ディスプレイ出力: 最大2,880×1,800ドット 
CPU MediaTek Kompanio 500 (8183)
メモリ 4.0GB LPDDR4X (オンボード)
記憶装置 128GB eMMC
グラフィックス ARM Mali-G72 MP3 (CPU内蔵)
ワイヤレスLAN IEEE 802.11ac/a/b/g/n
内蔵カメラ インカメラ: 192万画素Webカメラ内蔵
アウトカメラ: 800万画素Webカメラ内蔵 (オートフォーカス対応)
内蔵Bluetooth Bluetooth v4.2
スピーカー ステレオスピーカー内蔵 (1W×2)
アレイマイク内蔵
キーボード 78キー日本語キーボード (JIS配列)
10点マルチタッチ・タッチスクリーン (静電容量方式)、マルチタッチ・タッチパッド
インターフェース USB2.0 (Type-C) ×1 
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック ×1
指紋センサー なし
バッテリー 本体: 約11.5時間
本体 + デタッチャブルキーボード: 約11.5時間
質量 本体: 約506g
本体 + デタッチャブルキーボード: 約748g
本体 + デタッチャブルキーボード + スタンドカバー: 約915g
本体寸法 (W×D×H)mm 本体: 幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ7.9mm
本体 + デタッチャブルキーボード + スタンドカバー: 幅255.44mm×奥行き167.2mm×高さ16.9mm
主な付属品 ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書、ASUS USI Pen、デタッチャブルキーボード、フレックスアングルスタンドカバー
ASUS USI Pen
自動更新ポリシー 2028年6月

2022年12月現在、クリスマスセール中で3.48万で購入可能です。

クロームブック、かつCPU性能もそこまでよくはないので、用途はWeb閲覧や動画鑑賞などある程度限定されますが、ブログなどを書くこともできます。

とにかく安く購入したい方にはおすすめの機種です。