2022年2月26日更新
口コミの情報を最新化しました。
新型レヴォーグ、日本カーオブザイヤーを受賞し、自動車メディアでも大絶賛され、前評判は極めて高い車でした。
実際、私も試乗し、その完成度の高さには驚きました。
口コミサイトを見ていて、価格.comの口コミが、2021年10月現在、69件投稿されており、一般ユーザーの奇譚のない率直・辛口な意見が書かれている、と感じたので、それをまとめようと思います。
特に、旧型レヴォーグの1.6、2.0オーナーの方の意見が多かったので、乗り換えを検討している方には特に参考になると思います。
全体的に見ていて、一般ユーザーの口コミのほうが、自動車評論家よりも辛口?であるように感じたので、より参考になると思います。
新型レヴォーグ紹介
まずは簡単に新型レヴォーグの紹介をします。
レヴォーグについて
新型レヴォーグは、2020年10月にスバルから発売されたステーションワゴンです。
新型レヴォーグは、2世代目にあたり、先代レヴォーグは2014年〜2020年の間販売されていました。
レヴォーグのもとになっているのはレガシィツーリングワゴンで、日本でレガシィツーリングワゴンが販売停止になる代わりに、レヴォーグが発売されました。
そのため、レガシィツーリングワゴンのスポーツ性、雪みちなどの悪路走破性を色濃く受け継いだ車となります。
グレードごと価格
グレード | 価格 |
GT | 310.2万 |
GT EX | 348.7万 |
GT-H | 332.2万 |
GT-H EX | 370.7万 |
STI Sport | 370.7万 |
STI Sport EX | 409.2万 |
STI Sport R(追加) | 438.9万 |
STI Sport R EX(追加) | 477.4万 |
※EXはアイサイトX搭載グレードですべて38.5万円高
※2021年11月 B型で追加された2.4ターボグレードのSTI Sport Rを反映しました。
アイサイトXグレードだと結構高いですが、そのかわりナビが標準装備になります。
新型レヴォーグのスペック
スペック | 新型レヴォーグ1.8 | 新型レヴォーグ2.4 |
価格 | 409.2万 (STI Sport EX) |
477.4万 (STI Sport R EX) |
駆動方式 | AWD(ACT-4) | VTD-AWD |
全長×全幅×全高 | 4755×1795×1500 | 4755×1795×1500 |
車重 | 1580kg | 1630kg |
最小回転半径 | 5.5m | 5.5m |
エンジン | 1.8Lターボ | 2.4Lターボ |
排気量 | 1795cc | 2387cc |
最高出力 | 177ps/ 5200-5600rpm |
275ps/ 5600pm |
最大トルク | 300Nm/ 1600-3600rpm |
375Nm/ 2000-4800rpm |
JC08モード燃費 | 16.5km/L | – |
WLTCモード燃費 | 13.6km/L | 11.0km/L |
使用燃料 | レギュラー | ハイオク |
2021年11月現在、B型より2.4ターボモデルが追加されています。
そのため1.8ターボと、2.4ターボの2本立てとなっています。
2.4ターボはハイパワーになった分、燃料はハイオクになっています。
また、値段もかなりの差があり、約68万円!の差となっています。
さすがに手軽には手が出ない価格になっていますね(^^;
個人的には、ハイパワーモデルよりも、燃費を改良したe-Boxer(ハイブリッド)モデルが欲しいなと思っていましたが、B型では追加されませんでしたね・・・
まあこのあたりがスバルらしいというか(笑)燃費改良モデルは、C型以降に期待ですかね。
自分自身試乗した感想としては、1.8ターボでも十二分に速いです。
大半の方は、1.8ターボで満足できると思います。
新型レヴォーグの口コミまとめ
冒頭で書きましたが、価格.comの口コミが、一般ユーザーの正直な意見(良いところも期待はずれなところも)がまとまっているので、ご紹介します。
口コミ平均満足度

点数は上記の通りで、「評判の割には、意外と評価高くないな!?」という印象です。
悪くはないですが、飛び抜けて良くもない、という印象です。
評価点数としては、フォレスターのほうが高いです。
各項目について、口コミをまとめてみます。
エクステリア評価:5点中4.11点
エクステリアはまあ、個人の好みによるところが大きいので、あまり他人の評価を気にするところではないですね(笑)
私は先代よりは好きですが、BP(4世代目)よりは劣る、という印象かな?
インテリア:5点中4.02点
質感はなかなかで、高い評価をつけている方が多かったです。
悪い評価としては、今回11.6インチのセンターディスプレイに様々な設定が盛り込まれているのですが、これが面倒で、物理スイッチでできるようにしてほしい!という意見がありました。
価格.comのレビューを参考までに紹介します。
エアコン、シートヒーター、オートビークルホールド、この3つは個人的によく使うので物理スイッチにして欲しかったです。
いちいちディスプレイを操作するのはかなり面倒です。
特にエアコンはオン、オフの操作はもちろんですが風量調節一つをとってもとシートヒーターのボタンを間違えて押してしまったりするので、いちいち目線を落とさないといけません。
これはかなり不便です。(温度調節は物理スイッチがあるので問題ありません。)
若干辛口な意見ですが、これはなるほどな。。。と思わされる意見です。
私のアウトバックは、エアコン調節は物理スイッチですが、これがセンターディスプレイのタッチパネルだと、確かに面倒かも・・・
エンジン性能:5点中4.19点
平均としてはそこそこ、ただ様々な口コミがありました。
- 1.8ターボで十分速い
- 1.8ターボだけどターボのような速さは感じないが、必要十分
- スポーツワゴンとしては物足りない
このような感じで、1.と2.が大半の意見でしたが(9割以上)、まれに3の物足りない、という意見があるという感じです。
ちなみに私が試乗で感じたのは、2.の凄く速いという感じはないが、必要十分、という印象でした。
まだそこまで回していないのでわかりませんが、かなりマイルドな印象です。
発進の時もまるでNAエンジンのように滑らかに加速します。
ただ、まだIモードでしか走っていないので。Sモードの加速はわかりません。過激なスポーツエンジンかと言われれば違うような気がします。
私もこちらの方と同意見で、「スポーティなエンジンかと言われれば違うが、3リッター並みのNAエンジン」という印象を持ちました。
FA20と比べてはいけません。私にはパワー不足です。
前車と同じようには加速できず、運転のタイミングが掴みづらいです。
特にSモードの速比選択が不自然で回転数だけ上がり加速しない場面が何度かありました。
この車はゆったり走る車ですね。
こちらの方は、先代2.0ターボに乗られていた方の口コミです。
やはり、300馬力、400Nmと比較してしまうと、物足りないようです。
先代のFB16ditエンジンに比べて、発進時の不安感は無くなった
どの速度域からでも1.8ターボなりにしっかり加速するようになっている
馬力的にFB25エンジンの代替と思っていたが、ターボエンジンらしく追い越し加速などでははるかに良い印象、速度管理もやりやすい
先代の1.6ターボと比較すると、トルクフルになり乗りやすくなった、という意見が多かったです。
走行性能:5点中4.56点
非常に高い点数です。
ステアリングフィール、直進やカーブの安定性を絶賛する意見が大半でした。
最初の印象と変わらずステアリングフィールが素晴らしいし、ブレーキのタッチも素晴らしいです。
そこそこのスピードでカーブを曲がっても、まるで路面に糊付けされているかのように気持ちよく曲がってくれます。
峠道も走りましたが、楽しいですね。ただロードノイズは普通に入ってきます。
私も試乗して、まずステアリングフィールの良さに驚きました。
ここは大きく期待できるところであると思います。
乗り心地:5点中4.50点
極めて高い点数です。
自動車評論家の方たちも絶賛しており、新型レヴォーグでもっとも進歩している点と思います。
納車された後に新型レクサスISにのる機会があったのですが、自分のレヴォーグの方が乗り心地がいいように感じました。
STISportのコンフォートモードが素晴らしい乗り心地だと相変わらず
YouTubeなどで言われていますが、私にはGT-Hでも十分です。
乗り心地と静粛性は素晴らしく、「これは本当にスポーツワゴンなのか?」と思ってしまうほどの快適さです。
燃費:5点中2.77点
新型レヴォーグのウイークポイントです(汗)
1.8ターボしかラインナップがなく、最近のハイブリッドやEVと比較してしまうと、かなり物足りない数値ではあると思います。
年次改良で、e-BOXER(ハイブリッド)の追加を期待したいところです。
片道4キロ程度の通勤(坂道多め、渋滞あり)のみでだいたいリッター7ってとこです。
先日往復100キロ程度のドライブをしましたが(峠道多め)その時でリッター13程度でした。
片道10キロ未満のチョイ乗りで8㎞/L後半から9㎞/L台
遠乗り(高速3割 一般道5割 山道2割)で12㎞/L台後半
高速のみなら15㎞/L程度は走りそうですが期待していた数値には達していません。
口コミを見る限り
- 市街地は8〜9km/L
- 高速で13〜15km/L
これくらいの燃費のようで、たしかに最近のハイブリッドや、ディーゼルと比較すると、物足りないと感じるのは事実です。
価格:5点中3.64点
平均よりもわずかに下回っており、やや高い、という意見も見受けられました。
STI Sport-EXの409.2万はたしかに高い・・・
フォレスターSPORTが、同じエンジンを積んで328.9万、最上級グレード扱いなので装備も充実しており、私が購入検討するなら、フォレスターも候補にすると思います。
ぶっちゃけコスパはフォレスターのほうが上と感じます。あちらは室内も広いですしね。
安全装備、快適装備、質感等を鑑みれば妥当な金額と思えますが、高すぎでしょう。
これでハイパワー型が出たらいくらになるのでしょうか?
うーーんこの気持ち、わかります・・・
今後、ハイブリッドやハイパワーグレードが発売される可能性は高いですが、今の1.8ターボよりも高くなることを考えると、結構厳しいですね(汗)
辛口評価も紹介します
新型レヴォーグ、辛口評価も見受けられたので、紹介します。
旧態依然のターボにこだわり、安全快適装備ばかりを特化させ、燃費には全くと言ってもいいほど改善されておらず、価格は上がる一方。
外車と張り合えるようにならなくていいから、燃費改善に開発の重点を置いてください。
燃費以外は完成していますので…
今まだBP5に乗っていたら買いでしょうが、VM4乗りとしては欲しくなる要素がなく購入候補に上がりません。残念です。
旧型1.6GT-S乗りの方の意見です。
この方は、旧型と新型の違いをさほど感じず、燃費は相変わらず大差がなく良いとは言えないので、その点落胆されていたようです。
なるほどな・・・と思わされる意見です。
やはり、B型あたりの年次改良で、モーター + 1.8ターボのハイブリッドを期待したいところです。
また、購入された方で、半年間使われていて、センターインフォーメーションディスプレイの辛口意見を見かけましたのでそちらもご紹介します。
【センターインフォメーションディスプレイ】
これが新型レヴォーグの売りでもありますが、個人的にはこれが一番の問題児だと思っています。
なぜかというとちょいちょいバグります。ハンズフリーで通話した後にスマホの方の電話機能が使えなくなったり、リバースに入れたとき後方画面が映らなくなったり(この二つに関してはリコールで対応して下さいました。)、あと電話帳があいうえお順に並んでいなかったり、通話後に電話帳の名字と名前が逆に表示され、そのまま電話設定が使用不能になったりします(再起動でもどります)。
テレビにしているとき走行中は音声のみが流れるのですが、それがちょくちょく途切れます。とてもフルセグのテレビとは思えません。
あとドライバーモニタリングシステムなんですが運転中に飲み物を飲んでいて、カメラと顔の間に飲み物のボトルが入るだけで前方不注意の警報が鳴ってしまいます(当然と言えば当然なのですがうるさいです)。
物理スイッチも少なすぎるので、エアコンも扱いにくいですしオートビークルホールドのスイッチなどを押すのも面倒です。
新型ゴルフなどでの口コミでも気になっていたのですが、エアコンなどの操作も、タッチパネル式のディスプレイにまとめてしまうのは一長一短ありそうですね・・・
車だと運転中にエアコン操作したいということも多いと思いますが、タッチパネルディスプレイの操作はやりづらそうです。
このあたりは、年次改良で、うまい塩梅に改良していってくれることを期待したいと思います。
一般ユーザーは辛口意見もあり、参考にもなります

口コミ評価まとめ
口コミを見ていて、新型レヴォーグの傾向としては以下かなと思いました。
高評価:走行性能・乗り心地
平均的な評価:インテリア・エンジン性能
低評価:燃費・価格
これらはスバル車全般に共通して言える話なのかなとも言えます。
スバル車は、ハンドリングや走行安定性には定評があります。
反面、燃費やコスパは、他社と比べてやや劣るのかなという印象です。
特に燃費は、スバル車全般でみても、突出してよい車種がないのでそう感じてしまいますね。
価格も、スバル車に興味のない方の意見を聞くと、「微妙に高い」という印象を持たれているようです。
ただ、走行性能と乗り心地は、本当に素晴らしいレベルに達しており、国産車には敵なしと感じるので、気になる方は是非試乗をしてみてください。
【車購入の前に】愛車一括査定依頼について
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高額査定をした最大20社のうち、上位最大3社のみからのご案内のため、電話ラッシュでうんざりする事がございません。
私も経験がありますが、一括査定は一斉に電話がかかってきてしまうので・・・この方式なら上位3社だけで済むので、楽でよいですね。
また大手のリクルートが運営している車買取一括査定サービスも紹介します。
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「カーセンサー車査定」のホームページに飛ぶことができます。
カーセンサーはリクルートが運営する車買い取り査定サイトです。
最大手のリクルートが運営しているというのもあり、安心感のあるサービスと言えます。
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複数業者との電話が煩わしいという場合は、オークション形式にしてしまえば、1社のみとのやり取りで済みます。
車買取一括査定サービスの比較および体験談を以下記事にまとめているので参考にしてみてください。

レヴォーグの一般ユーザー不具合情報
国土交通省のホームページに、ユーザーの不具合情報一覧があるので、新型レヴォーグのものをまとめてみます。
突然メーターパネルに警告表示が出て、運転支援制御装置(アイサイト)使用不可になる。ディーラーで気温(暑さ)でステアリングタッチセンサー故障したことが原因と言われた。
アイサイトX作動、車線中央維持走行中、片側一車線対面通行車線にてセンターライン及びセンターポール沿いに接近してセンターラインにタイヤが乗るか乗らないか位近くをトレースして走行した。
ハンドルタッチセンサーの異常でエンジンを始動したところ、自動運転機能の不具合が発生しているエラー表示が出ていた。
アイサイトが正常に作動しない。
運転支援装置(アイサイト)のプログラムに関わる改善対策の措置を受けた車で、衝突被害軽減ブレーキが不要作動した。
一般道を走行中、対向車線のバイクに反応して突然自動ブレーキが作動し、急制動がかかった。
アイサイトの車線中央維持機能を利用時、車線左側に寄って走行する。
ブレーキブースター及びバッテリーの不良により、一般道でのブレーキ操作時にブレーキペダルが重くなった。それ以降、ブレーキペダルを踏みこんでも停止しづらい状態になり、警告音及び警告表示が出た。
チェックしたところ現状上がっているのが、この8件ですね。
正直なところ・・・意外と多く件数上がっているな、という印象です(汗)
発売して1年足らずですからね・・・実は新型フォレスターでも同じページをチェックしましたが、もう3年経っているのに、2件しか挙がっていませんでした。
販売台数との兼ね合いもあるので、一概には比較できませんが・・・ちょっとレヴォーグのほうが多いのかなと言う印象です。
一般ユーザーからの不具合報告は、ほぼすべて新型アイサイトXに関するものです。
やはり新機能なので、色々あるようですね・・・
これは、B型で改善することを期待したいと思います。
最後に、新型レヴォーグを少しでも安く購入する方法
新型レヴォーグに興味を持たれた方のために、少しでも安く購入する方法についてご紹介します。
フロアマットを社外品にすれば10万以上安く購入可能!
フロアマットというのは、純正品の場合妙に高く、レヴォーグでも36,740円はするようです。
しかもスバルの見積もりでは、フロアマットは「ベースキット」という謎の(?)オプションの中に入っており、わかりづらくなっています。
しかもこのベースキットが高い!14万以上します。

このベースキットってなんぞや?と思って調べてみると、上記7点がセットになっているようです。
・・・これ、いる?(^^;まあドアバイザーはあったら雨の日に便利だけど・・・
少しでも価格を抑えるなら、ベースキットをやめて、フロアマットを社外品にしてしまうという選択はアリだと思います。
実際、私も前のレガシィのフロアマットは、純正品が高かったので社外品で済ませました。
これなんかは楽天で9,900円と、凄く安いです!
フロアマットなので、形がきちんと適合していれば問題ないので、こだわりがなければ社外品を検討して節約してみてはいかがでしょうか。
ベースキットをやめて、フロアマットだけ社外品にすれば、それだけで13万以上は浮かせられますよ!
中古を探してみる
レヴォーグの中古については、別記事にて詳しく書いているので参考にしてみてください。
中古を狙えば、新型でも100万程度は安く購入できる可能性があります。
https://papa-worklifebalance.com/%e3%82%b9%e3%83%90%e3%83%ab%e3%83%ac%e3%83%b4%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%82%b0%e3%81%ae%e4%b8%ad%e5%8f%a4%e8%bb%8a%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%83%bb%e7%8b%99%e3%81%84%e7%9b%ae%e3%82%b0