仕事のプレッシャーへの対処方法
SEというのは、仕事のプレッシャーが強い仕事だと感じる。
・スキル・技術を常に身につけていかないといけないというプレッシャー
・納期のプレッシャー
・システムの品質のプレッシャー
SEは上記のプレッシャーが強く、長時間残業しなくてはならない時期があることもあり、メンタル不調に陥ってしまう人が多いと感じる。
仕事のプレッシャーについて、どう対処していくかについて、別記事にて紹介した、精神科医の樺沢さんの本や動画ですごく納得できることをお話していたので、自分の体験をふまえつつ、紹介したいと思う。
樺沢さんの本をご紹介するので、興味を持たれた方は読んでみてほしい。
適度なプレッシャーは良い影響になると考える
適度なプレッシャーは、実はマイナスではなく、能力を高めるノルアドレナリンという物質が出ており、自分の能力を高めることにつながる。
なので、適度なプレッシャーは悪いことではない、と考えることが重要だろう。
私も、スキルや品質のプレッシャーなど、常に仕事のプレッシャーと戦っているが、適度なプレッシャーは自分の成長につながると感じるので、悪いものではないと感じる。
重要なのは、「適度なプレッシャー」というところだろう。「過度」なプレッシャーは自分自身のメンタルを壊すので、自分にとって大きすぎる重圧は、時には回避することを考えるのも重要、と思う。
具体的には、自分にとって難しすぎると感じた仕事は、上司に素直に「自信がありません」「やりきれるか不安です」などと相談しておくことが重要だろう。
こういった相談をしておけば、上司もある程度は考慮してくれるはずだ。
自分の100%の能力のできる範囲で、できることをきっちりやる
スキルや品質のプレッシャーがあると
「このスキルでできるだろうか?」
「今開発しているシステムをリリースしてトラブらないだろうか?」
などの不安を抱えながら、仕事をすることになる。
この時に重要なのが、
「自分の100%の能力でできる範囲で、できることをきっちりやる」
ということではないだろうか。
難しいプレッシャーのかかる仕事であっても、自分の能力の100%以上のことはできない。
逆に、時間がない、油断していたなどの理由で、100%のことをやらずに失敗してしまうと、とても後悔することになる。
重要なのは自分の能力の100%、これ以上でも以下でもない、100%のことをきっちりやることが、仕事へのプレッシャーに対抗するには重要と感じる。
100%の能力できっちり準備しておけば、仮にうまくいかないことがあったとしても、「事前にあれだけやったのだからまあ仕方ないか」と、経験上割り切ることができる。
プレッシャーに慣れる
仕事のプレッシャーというものは、あまり好んで受けたいと思うものではないので、嫌だなあ、と思うこともあるだろう。
ただ不思議なことに、プレッシャーや重圧というのは、経験によりある程度慣れていくことができる。
私も、大きい開発プロジェクトのリーダーや、怖い上司への説明など、最初は嫌でしょうがなかったが、何回も経験していると、不思議と慣れていき、最初ほどは重圧を感じなくなった。
なので、プレッシャーに苦しんでいる方は、「次はここまでのプレッシャーは感じないはずだ」と思えば、少しは気分も楽になるのではないだろうか。
休息は大事
いろいろプレッシャーで前向きなことは言ってきたが・・・
とは言っても、過度なプレッシャーを受け続ける環境は、メンタルがどんどん疲弊していき、メンタル不調の原因となる。
疲れていると感じたら、無理せず休息することが大事だ。
自分自身の経験や、メンタル不調になる同僚を見ていると、難しい仕事をなんとかこなした後、すぐに次の難しい仕事を振られてしまい、疲弊していることに気づかず、さらに無理をしてしまう。
そういったことを繰り返していくと、そのうちに何かが折れたように、ぽっきりと心が折れてしまう。
そういうことを回避するためにも、疲弊していると感じたら、必ず休息期間をとって脳を休めることが、とても重要だと感じる。
上司にも、「難しい仕事を終わらせた後で今疲れているので、少しゆっくりする期間をください」などと相談しておけばよい。前の仕事をきっちり終わらせていれば、上司も配慮はしてくれるはずだ。
メンタルの整え方については、以下記事でも紹介しているので、参考にしてみてほしい。


まとめ
仕事へのプレッシャーへの対処方法は、以下が大事だと感じる。
・適度なプレッシャーは良いものだと思う
・自分のできる範囲のことをきっちりやる
・プレッシャーは経験で慣れることができる
・とは言え休息は大事
この記事を読んでいる方の参考になり、メンタル不調になる方が少しでも減るのならば、幸いだ。