2023年2月追記
新型アウトバックが2021年秋に日本でも発売確定となりました!そのため、新型アウトバックとの比較考察を追記しました。
スバルレヴォーグとレガシィアウトバックは、ステーションワゴンとSUVワゴンの違いはあるものの、価格帯など似通っているので、もしかしたら迷う方もいるかもしれません。
私はレガシィアウトバック(BR)のオーナーで、旧型レヴォーグにも代車などで何回か乗ったことがあります。
当記事では、レヴォーグとアウトバックの違いや、どちらがおすすめか、について書きたいと思います。
※2023年2月追記
当記事は情報が古くなってしまったため、最新情報を書いた記事を新しく書き直しました。また実際にBT型アウトバックを購入した印象も書いていますので以下記事のほうをご参照ください。

スバルレヴォーグとアウトバックの印象の違いについて

スバルレヴォーグとアウトバックは、運転フィールや雰囲気に違いがあり、乗り比べると雰囲気の違いは感じ取れると思います。
- レヴォーグ:スポーティな走りで、走りを楽しみたい人向けだが、新型になり快適性もグンと向上した。
- アウトバック:おおらかな走りと乗り心地、広い室内空間でファミリー向け。
レヴォーグは、旧型ではものすごくスポーティで荒削りなところがあり、走り好きな人が乗る車、というイメージでした。
ただ、2020年10月の新型では大分イメージが変わり、スポーティ路線は少し薄まり、快適なワゴンに方向性が向いているように思いました。
アウトバックは、落ち着いていておおらかな走り味でスポーティとはほぼ無縁、大人のワゴンという感じです。
アウトバックは車高が高めなのも、違いとしては影響のあるところです。
大人は乗り込みやすいですが、小さな子供は段差があるので若干乗り込みづらいようです。
うちの子供たちも、5歳くらいまでは、アウトバックに乗り込むのは少し苦労していました。
運転をする際に、車高が高いというのは、両方の車に乗ったことがありますが、経験上一長一短です。
車高が高い事によるメリット
- ドライバー席からのアイポイントが高く運転しやすい。
- 高さがあるため乗り心地が落ち着いた印象になる。
- 雪道や砂利道など悪路走行に強い。
車高が高い事によるデメリット
- ステアリングの反応が一瞬遅れる感じがある。
- カーブなどで少しふらつく感じがある。
- 小さい子供が乗り込みにくい。
日常的に乗るなら、車高が高いほうが運転しやすく、乗り心地も良いのでおすすめです。ただスポーティに乗るなら車高が高いのはデメリットです。
レヴォーグとアウトバックでは共通している部分もあります。
- 安定感のある走り味で高速道路での走行に強い
- 安全性能の高さと視界の良さ
- AWDにより雨、雪道での走行に強い
まあこのあたりはスバル車全体に言えることかな?ラゲッジも広いので、レヴォーグだけどファミリー向けではない、ということは全くないです。
特にレヴォーグは、新型になり後席も広くなりました。
レヴォーグとアウトバックのスペック比較
新型同士で比較します。
※アウトバックは、残念ながら7世代目がまだ日本で発売されていないので、日本の最新型(6世代目)での紹介となります。
スペック | 新型レヴォーグ | アウトバック |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4820×1840×1605 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,745 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1570~1580 |
エンジン | 1.8リッターターボ | 2.5リッターNA |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 175ps/5,800rpm |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 235Nm/4,000rpm |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | |
駆動方式 | AWD | |
燃費(JC08) | 16.5km/L | 14.2km/L |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 12.6km/L |
乗車定員 | 5名 | |
価格 | 310.2万~ | 341万~ |
スペックと価格だけで比較すると、新型レヴォーグのほうが圧倒的に良いと言えます。
アウトバックは、SGP採用した新型が、まだ日本未発売なのが痛い・・・
2.4リッターターボがアメリカ販売価格なみの値段で販売されると、人気も出そうなのですが。
2021年8月追記
アウトバックも、新型が2021年秋に発売予定となりました!
エンジンは、新型レヴォーグと同じ1.8ターボエンジンを積むとのことのため、スペック比較は以下になると予想されます。
スペック | 新型レヴォーグ | 新型アウトバック(予想) |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4755×1795×1500 | 4860×1855×1680 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,745 |
車両重量(kg) | 1550~1580 | 1680〜1690 |
エンジン | 1.8リッターターボ | 同左 |
最高出力 | 177ps/5,200-5,600rpm | 同左 |
最大トルク | 300Nm/1,600-3,600rpm | 同左 |
トランスミッション | リアトロニック(CVT) | |
駆動方式 | AWD | |
燃費(JC08) | 16.5km/L | – |
燃費(WLTC) | 13.6km/L | 13.0km/L |
乗車定員 | 5名 | |
価格 | 310.2万~ | 414.7万〜 |
一部予想を含んでいますが、だいたい上記のようなスペック比較になるのではないかと思います。
価格は、レヴォーグのアイサイトX付きが348.7万で、新型アウトバックは、アイサイトX付きだと360万〜程度になるのではないかと予想します。
車格的に、レヴォーグより安くなるというのは考えにくいです。
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レヴォーグとレガシィアウトバックではどちらが力を入れているのか?

正直なところ、アウトバックは完全にアメリカ向けとし、日本ではレヴォーグをフラッグシップにしよう、というスバルの意図が透けて見えます。
新型レヴォーグの気合の入りまくった仕上がりを見ていると、だれでもそう感じるでしょう。
ネットの記事で読みましたが、新型レヴォーグの開発責任者が、
「スバルはラインナップが少ないので、新型レヴォーグにすべて込めることができた」
と言っています。
よって、現状新車で購入するなら、スバルのラインナップの中でも、新型レヴォーグはとくにおすすめ、ということになります。
ただ、アメリカで売られている新型アウトバックが日本でも販売されれば、状況は変わると考えています。
新型アウトバックですが、2021年秋に日本でも発売を予定しています!記事にまとめていますので参考にしてみてください。

ファミリー向けとしてはどうか?
ファミリー向けとしては、以下の点でアウトバックのほうが若干ながら優っていると感じます。
- 広い室内と落ち着いた内装
- おおらかな走り味と乗り心地
奥さんからは、アウトバックのほうが好まれるのではないでしょうか?
実際我が家も、レヴォーグSTI Sport を代車で借りたとき・・・
嫁さんはレヴォーグの走りの実力を認めつつも、アウトバックのほうが落ち着いていてよい、という感想でした。
中古で購入するならどちらが良いか?
中古車価格を調査してみたので紹介します。
・レヴォーグ(旧型)

年式 | グレード | 走行距離 | 車両価格 | 中古/新車 |
2014 | 1.6GTS(黒) | 5.0万km | 149.9万 | 47.9% |
2014 | 2.0GTS(赤) | 5.6万km | 156.0万 | 43.8% |
2015 | 1.6GT(銀) | 1.0万km | 175.9万 | 60.4% |
2016 | 1.6GTS(青) | 4.4万km | 179.9万 | 57.5% |
2017 | 1.6STI(黒) | 2.3万km | 277.8万 | 76.5% |
2017 | 2.0STI(白) | 6.8万km | 259.7万 | 62.9% |
・アウトバック(現行型) リミテッドのみ

年式 | 色 | 走行距離 | 車両価格 | 中古/新車 |
2014 | シルバー | 6.3万km | 153.8万 | 42.4% |
2015 | 赤 | 4.8万km | 159.0万 | 43.8% |
2016 | 銀 | 5.6万km | 195.8万 | 53.9% |
2016 | 白 | 5.0万km | 209.8万 | 57.8% |
2017 | 銀 | 4.5万km | 266.2万 | 73.3% |
2014~2017年でいくつかピックアップしてみたが、価格はさほど違いはないかな、と思います。
6年落ちの2014年モデルでも、状態のそこそこ良いものを選ぼうとすると150万~となります。
値段がさほど変わらないので、どちらがよいかは好みと自分が置かれている状況次第(家族構成など)というところです。
ただ、旧型レヴォーグには、2.0というハイオク仕様だが300馬力を叩き出すモデルがあります。ハイパワーワゴンが欲しければレヴォーグ一択でしょう。
燃費と維持費の違いは?
旧型での比較
レヴォーグ1.6GTと、アウトバックの2.5は、実燃費はほぼ同等のようです。

見づらいが、スバルマガジン1号に、レヴォーグ1.6GTと、アウトバックの燃費測定を実施している記事がありました。それによると
- レヴォーグ1.6GT・・・12.6km/L
- アウトバック・・・12.4km/L
ということでほぼ互角のようです。
ただ市街地燃費の開きが大きいです。
- レヴォーグ1.6GT・・・9.9km/L(市街地)
- アウトバック・・・7.8km/L(市街地)
市街地走行割合が大きい場合、アウトバックのほうがやや不利でしょう。
維持費については、自動車税が若干アウトバックのほうが高いです。
レヴォーグは39500円、アウトバックは45000円です。
あとは、レヴォーグがターボでアウトバックが自然吸気という違いはあるが、オイル交換タイミングは両方とも1万キロ1年ごとのようなので、維持費はさほど違いはないと言えます。
新型の比較
2021年8月現在、既に発売されている新型レヴォーグと、2021年秋に発売予定している新型アウトバックですが
なんとアウトバックのエンジンは、レヴォーグで新開発の1.8リッターターボと同じになる!ということです。
そのため、維持費・燃費はほぼ同等になることが、予想されます。
新型レヴォーグの燃費は13.6km/L(WLTC)ですが、アウトバックも、ほぼ同じ燃費となることが予想できます。
弄るのが楽しいのは断然レヴォーグ
レヴォーグは、アフターパーツが豊富にあり、購入後に弄って楽しいのは、間違いなくレヴォーグでしょう。
レヴォーグ1.6ターボは、ECUチューンやアフターパーツの取り付けなどで、馬力やトルクをかなり上げることができるようです。
ECUチューニングなどによる1.6のパワーアップについては、以下記事にて紹介しているので、参考にしてみてください。

車を購入後に弄って楽しみたいなら、レヴォーグでしょう。
レヴォーグとアウトバックの比較まとめ
長くなりましたが、まとめます。
- スポーティで俊敏なワゴンが欲しいならレヴォーグ
- 落ち着いた大人のワゴンが欲しいならアウトバック
- ファミリー用途ならアウトバック有利
- 購入後弄りたいなら断然レヴォーグ
- 新車購入するならレヴォーグしか現状(2020年8月時点)選択肢がない
- 中古車ならどちらも値段はほぼ同じなので好みでどうぞ
- 維持費、燃料代も大きな違いはない
ファミリー用途で奥さんや子供受けが良さそうなのはアウトバック
自分が運転と弄りを楽しむならレヴォーグ
といったところ、でしょう。
あと、アウトバックは、新型では更に一回り大きくなることが確定しています。
幅1855、長さ4860mmというのは、運転慣れしていない方や、狭い道を走るにはかなり負担になると思うので、大きすぎる車は難しい、ということであればレヴォーグでしょう。
参考にしてみてください。
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私も一括査定依頼は利用したことがあり、複数業者と直接やりとりするのは確かに面倒ですが、その分リターンも大きく、高値で車を買い取ってもらえる可能性が高くなります。
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