高性能で、かつ、安くで購入可能なコスパ最強のノートパソコンについて紹介していきます。
高性能なノートパソコンとはどういったものか?や、価格目安についても、紹介していきます。
高性能ノートパソコンのスペック目安
高性能ノートパソコンの性能目安はどの程度か?について記載します。
性能目安
- 解像度FULL HD(1920×1080)以上
- 解像度WXUGA(1920×1200)以上だとなお良し
- IPS液晶、有機ELであればなお良し
- 輝度400nit以上
- sRGB100%
- 最新世代Intel Core i5以上
- 最新世代AMD Ryzen 5 以上
- 16GB以上
- デュアルチャネル(8GB×2以上)
- SSD 512GB以上
上記の性能をクリアしていれば、長く使っていくことができますし、画像編集・動画編集などの重作業もこなすことができます。
CPU性能
ノートパソコンに搭載されている主要CPUのベンチマークとなる、PassMarkというスコアを紹介します。
CPU | PassMarkスコア |
Core i7-12700H(最新12世代) | 27020 |
Ryzen 7 6800U | 20727 |
Ryzen 7 5800U | 18837 |
Ryzen 7 5825U | 18386 |
Core i7-1260P(最新12世代) | 17203 |
Core i5-1240P(最新12世代) | 17345 |
Ryzen 7 5700U | 15747 |
Ryzen 5 5600U | 15000 |
Ryzen 5 5625U | 15000 |
Core i5-1235U(最新12世代) | 13865 |
Ryzen 5 5500U | 13348 |
Core i7-1165G7 | 10681 |
Core i5-1135G7 | 10298 |
Ryzen 3 5300U | 10000 |
Core i3-1115G4 | 6610 |
Intel Celeron 7305 | 2665 |
Intel Celeron N4120 | 2510 |
ブラウザをたくさん立ち上げ、かつ重いアプリを複数立ち上げたまま快適に使うのであれば、Ryzen3 5300Uのスコア10000以上あると、重作業でも十分快適に使えます。
最新世代で高性能CPU、ということであれば、表のCore i5-1235U以上のスコアを持つCPUを選択すると良いでしょう。
これくらいのスペックがあれば、普段使い・複雑な関数ゴリゴリのExcel編集・動画編集・プログラミングなど、様々な用途で快適に使えます。
ディスプレイ性能
見落としやすいのは、ディスプレイの性能です。
価格が比較的安い機種だと、ディスプレイの品質を少し落としていることが多いです。
- 輝度400nit以上
- sRGB100%
これを満たしたディスプレイを搭載している機種は、高くなるのですが、見やすさに影響するので、高性能ノートパソコンを探すのなら、妥協したくないポイントです。

- 左:HP ENVY 輝度400nit、sRGB100%
- 右:Lenovo IdeaPad Slim 輝度300nit、sRGB63%
左がHP ENVYで高性能ノートパソコン、右がIdeaPad Slim でコスパ重視ノートパソコンとなります。
HP ENVYのディスプレイのほうが、明るくて色鮮やかであることが分かります。
IdeaPad Slim も、これ単体で見れば全く問題ない品質ですし、事務作業には何ら支障のないディスプレイなのですが、比較すると差を感じます。
また最近は有機EL(OLED)搭載のモデルも増えてきています。
コスパを追い求めるならばIPS液晶になりますが、高性能パソコンを購入するのならば、有機ELモデルを検討してみるのも良いと思います。

上記は有機EL搭載のLenovo Yoga 770iですが、とても色鮮やかで明るく、美しいディスプレイです。

同じく輝度400nitで、IPS液晶であるHP ENVY x360 13-ay(左)との比較です。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、やはり有機ELのほうが明らかに色鮮やかできれいです。
特に、写真が趣味であるとか、画像編集をしたいという方は、ディスプレイ品質は妥協しないようにしましょう。
ボディやキーボードの質感・重量・耐久性
ボディやキーボードの質感・重量・耐久性も、高性能ノートパソコンを狙うならチェックをしておきたいポイントです。
これらのポイントも、ノートパソコンを長く使う上では重要なポイントです。
ノートパソコンの性能の進歩は早く、1年経つとCPUベンチマークのスコアが大きく伸びることも多いです。
そのため購入時点での性能を突き詰めるよりは、ボディの質感・使い勝手・軽さなどを重要視するほうが、そのノートパソコンを気に入って長く使えると思います。
性能は、1年経つと最新ノートパソコンには全く適わなくなりますが、質感・使い勝手・軽さなどは不変であるからです。
- 性能は追い求めてもすぐに古くなる
- 長く使うならノートパソコンの質感・使い勝手・重量などにこだわるべき
ボディやキーボードの質感は、ネットでの購入だとチェックが難しいですが、レビュー記事のチェック、もしくは量販店での展示品現物チェックを実施しましょう。
首都圏に住んでいる方ならば、ヨドバシカメラやビックカメラで、多くの機種が展示されています。
- アルミニウム(少し重いが質感・強度・放熱性に優れる)
- カーボン(軽い、強度も優れている)
- マグネシウム合金(軽い、強度や質感も優れている)
ボディの質感にこだわるなら、上記いずれかの材質を使ったノートパソコンをお勧めします。



上記は私が購入して使っているHP ENVY x360 13-ayで、ボディはアルミニウムです。
13インチで1.25kgと、軽くはないですが、ボディの質感やキーボード・タッチパッドの剛性はとても良好です。


上記はカーボンを使用して軽くしている、Lenovo ThinkPad X1 Carbonです。
14インチで重量は1.19kg、ボディやキーボードの質感も良好です。
- 13インチで1kg以下
- 14インチで1.2kg以下
次に重量ですが、毎日持ち運ぶなら、重量1kg以下の機種を選ぶと、持ち運びの負担が減るのでおすすめです。
重量は軽いのがよいが、画面サイズも小さくしたくないという方は、14インチで軽量な機種もあるので、14インチで1.2kg以下を探してみましょう。
高性能ノートパソコンの価格目安
上記を満たす高性能ノートパソコンを購入する場合、10万円以上は見ておく必要があります。
軽く、かつ、高性能となると更に高く、~15万程度は見ておく必要があります
もし、もっと安くノートパソコンが欲しい、ということであれば、ディスプレイの品質を少し落とした機種にすることで、6万円台から購入できます。
例えばコスパ最強機種ということであれば、以下がもっともお勧めです。
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 5625U (2.60GHz 2MB) |
メモリ | 8GB(デュアルチャネル)~ |
ストレージ | SSD 256GB~ |
液晶 | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
重量 | 約1.38kg |
サイズ | 約 321.7×211.8×17.9mm(最薄部) |
バッテリー | 最大15.9時間 |
価格 | 6.9万〜(時期によって変動) |
目立った欠点のない万能スペックで、かつ、価格も非常に安いです。
私自身、旧型の550を妻用に購入し、主にテレワーク・日常用途で使っていますが快適に使ってもらっています。
この値段の割には、質感もなかなかです。
この機種は2022年8月現在、6.9万で購入可能です。ただ以下の点が、高性能には少し届かない点です。
- メモリが8GB(構成変更で16GBにすることも可能だが高くなる)
- ディスプレイがsRGB100%ではない
- 重量が1.38kgと持ち運ぶには少し重い
逆に言うと、妥協点はこの程度なので、コスパ良くノートパソコンを購入するなら本当におすすめできる機種です。
コスパを最重視したノートパソコン選びについては、以下記事にまとめていますので参考にしてみてください。

高性能コスパ最強機種 Lenovo IdeaPad Slim 570i Pro
Lenovo IdeaPad Slim 570i Pro
高性能マシンで、コスパ重視で考えると、もっともお勧めできる機種を紹介します。
初期導入済OS | Windows 11 Home (64bit) |
プロセッサー | Intel Core i5-12500H Intel Core i7-12700H |
メモリ容量 | 16GB |
ストレージ | 512GB ~ 1TB SSD |
光学ドライブタイプ | なし |
ディスプレイ | 16.0型 WQXGA IPS液晶 (2560×1600ドット、約1,677万色、16:10) 、光沢なし |
ワイヤレス | Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | Bluetooth v5.2 |
内蔵カメラ | あり (前面:FHD 1080p カメラ、IRカメラ) |
カードスロット | 4-in-1メディアカードリーダー (SD、SDHC、SDXC、MMC) |
キーボード | 84キー(Fnキー+Windowsキーを含む)、JIS配列、バックライト・キーボード、マルチタッチパッド、パワーボタン、テンキー |
本体寸法 (幅×奥行き×高さ)*2 | 約 356.0×251.0x16.9mm(最薄部) |
質量(バッテリー・パックを含む) | 約 1.95kg |
バッテリー駆動時間 | 最大 約19時間 |
CPUはIntel最新12世代のCore i5-12500H、もしくはCore i7-12700Hとなります。
- ディスプレイは16インチで高精細2560×1600
- ディスプレイsRGB100%、輝度350nit
- CPUはIntel最新12世代で申し分なし
- メモリ16GB、SSD512GB以上
- 価格が安い(11万)
この性能で、11万~で購入可能と、コスパ抜群です。
16インチと大きめのサイズなので据え置き用途となりますが、ほぼ自宅で使うということであればとてもおすすめできる機種です。
高性能コスパ最強機種 HP Pavilion Plus 14-eh
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | 第12世代 インテル® Core™ i5-12500H プロセッサー |
メモリ | 16GB(デュアルチャネル) |
ストレージ | SSD 512GB |
液晶 | 14.0インチワイド・2.8Kブライトビュー・OLEDディスプレイ(2880×1800) |
重量 | 約 1.33kg |
サイズ | 約 314 x 225 x 16.9 mm (最薄部) |
バッテリー | 最大 8 時間 |
価格 | 12.5万~(価格.com限定) |
- Intel最新世代高性能CPUを搭載
- ディスプレイに高解像度有機ELを搭載
- 14インチで重量1.33㎏と比較的軽量
- 価格が12.49万と安い
これらが特徴と言えます。
総じて高性能・高品質な機種です。
重量1.33kgというのも、うれしいポイントです。14インチとしてはそこまで重くないので、外への持ち運びもできるでしょう。
軽量・高性能コスパ最強おすすめ機種 Dynabook GZ/HV
軽量・かつ高性能な、Dynabookの軽量機種を紹介します。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i5-1240P プロセッサー |
メモリ | 16GB |
ディスプレイサイズ | 13.3型ワイドFHD 高輝度・高色純度・広視野角(IGZO・非光沢) |
SSD | 512GB SSD |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)(2.4Gbps)+IEEE802.11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth(Ver5.2) |
スピーカー | ステレオスピーカー |
Webカメラ | 有効画素数 約92万画素(Webカメラシャッター付き) |
指紋認証 | なし |
顔認証 | あり |
Office | なし |
外形寸法(mm) | 約306.0mm(幅)×約17.9mm(高さ)×約210.0mm(奥行) |
駆動時間 | 約24.0時間 |
重量 | 約879g |
発売年月 | 2022年7月 |
スペックは申し分なし、この構成で14.0万です(2022年9月現在)
ダイナブック直販サイトは、会員登録するだけで、相当な割引になるので、価格を参考にする場合はかならず会員登録しましょう。
また冒頭記載の通り、ダイナブック特別割引サイトで9月28日まで特別割引がされていますので、以下のサイトから購入しましょう。
CPUに最新の第12世代CPUを搭載しています。
メモリは16GB、SSDは512GBと、スペック的には極めて高く、申し分のないスペックです。
重量は879gと、とても軽量です。
これで14万というのはバーゲンプライスとさえ感じます。
予算がある程度あるのなら、とてもおすすめできる機種です。
- 軽量879g
- 耐久性良し
- 性能良し
- ディスプレイ良し
- キーボード良し
- インターフェイス充実
Lenovo Yoga 770i 製品紹介
Lenovo Yoga 770i
スペック
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-1260P |
メモリ | 16 GB LPDDR5-4800MHz |
ディスプレイ | 14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル, 100%DCI-P3, 400 nit, 90Hz |
SSD | 1 TB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | Bluetooth(Ver5.2) |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付) |
指紋認証 | なし |
外形寸法(mm) | 約 316.66×220.25×17.35mm |
駆動時間 | 71Whr 最大12時間 |
重量 | 1.42kg |
価格 | 15万円台~ |
上記が借用したマシンのスペックとなります。とても高スペックです。
価格と納期
上記スペックのマシンが、2022年11月現在、15.8万で購入できます。しかも即納です!
またペンも付属します。
このスペックと品質で、15.8万はかなり安いと言えます。
こちらの機種は実機レビュー記事を書いているので参考にしてみてください。
とにかくディスプレイが綺麗で、高性能・高品質なのでとてもおすすめできる機種です。

Yoga 770 AMDの価格・スペック紹介
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 7 6800U モバイル・プロセッサー |
メモリ | 16 GB LPDDR5-4800MHz |
ディスプレイ | 14.0型 2.8K OLED (有機ELディスプレイ) (2880×1800ドット、最大10.74億色、16:10、90Hz、Dolby Vision対応、 DisplayHDR 500 True Black) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり |
SSD | 1 TB SSD, M.2 PCIe-NVMe |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | Bluetooth(Ver5.2) |
Webカメラ | IR&1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付) |
指紋認証 | なし |
外形寸法(mm) | 約 316.66×220.25×17.35mm |
駆動時間 | 71Whr 最大17時間 |
重量 | 1.42kg |
価格 | 16万円台~ |
上記が借用したマシンのスペックとなります。とても高スペックです。
価格と納期
上記スペックのマシンが、2022年12月現在、16.5万で購入できます。
このスペックと品質で、16.5万はコスパが良いと言えます。
14インチで、2.8Kの有機ELディスプレイ、最新のRyzen 7 6800Uを搭載、メモリ16GB、SSD512GBと、性能は十分です。


アルミニウムのボディは質感やデザインが優れており、とても魅力的な1台です。
自分も、HP ENVYをもし買ってなかったら、この機種とめちゃくちゃ迷ったかも・・・
最新のRyzen 7 6800Uのベンチマークについて、Cinebench R23のスコアを紹介しますが、Ryzen 7 5800Uと比較しても大幅向上しています。
CPU | マルチコア | シングルコア |
Ryzen 7 6800U | 21461 | 3459 |
Core i7-1260P | 20778 | 3713 |
Ryzen 7 5800U | 18644 | 3108 |
Core i7-1165G7 | 11005 | 3142 |
Ryzen 7 5800Uは、私が購入したHP ENVYの実測値で、これでも十二分に速いのですが、6800Uはさらに大きくスコアを上回っているので、大いに期待できそうです。
またRyzen 7 6800Uは、グラフィック性能も大きく向上、Intel第12世代CPUのグラフィック性能を大きく上回っています。
グラフィックボード | 3DMark Fire Strike |
GeForce RTX 3080 Ti | 38323 |
GeForce RTX 3080 | 36176 |
GeForce RTX 3060 | 20764 |
GeForce RTX 3050 | 14877 |
GeForce GTX 1650 | 9047 |
AMD Ryzen 7 6800U(CPU内蔵) | 6666 |
Intel Core i7-1260P(CPU内蔵) | 5010 |
Intel Core i7-1165G7(CPU内蔵) | 4200 |
AMD Ryzen 7 5800U(CPU内蔵) | 3276 |
上記のように、GeForce MX450と同等レベルのグラフィック性能を保持しているようで、3Dゲームでも軽めのゲームならばそれなりに動く性能があります。
また、動画編集などでも力を発揮してくれます。
詳細なレビュー記事を以下に書いているので参考にしてみてください。
