当サイトではコスパ最強のノートパソコンを紹介しており、値段推移も都度チェックしております。
ただ、2022年4月以降の急激な円安により、ノートパソコンが値上がりしていると感じます。
逆に、2021年~2022年3月までは、半導体不足などの影響が常に言われていましたが、価格への影響はそこまで感じませんでした(納期はかなり厳しい状況でしたが・・)
それだけ、円安の影響が大きいということでしょう。
当記事では、2022年4月以降の価格推移の情報と、その中でもコスパの良いパソコンの紹介をしていきます。
2022年のUSドル/円の推移
2021年は、1ドル110円台でずっと推移してきましたが、2022年、一気に円安が加速しました。
以下がUSドル/円の推移となります。
年月 | 1ドル/円 |
2022年1月 | 114.8 |
2022年2月 | 115.2 |
2022年3月 | 118.5 |
2022年4月 | 126.2 |
2022年5月 | 128.8 |
2022年6月 | 133.7 |
2022年7月 | 136.7 |
2022年8月 | 135.2 |
2022年9月 | 143.2 |
2022年10月 | 148.6 |
調べていると、2019年くらいからずっと1ドル110円前後で推移してきたのに、2022年4月以降、一気に円安が加速し、2022年10月現在なんと148.6円という円安になっています。
円安ということは、
- 輸出は有利(同じ値段で売っても円が安いので売り上げが多くなる)
- 輸入は不利(同じ値段で買っても円が安いのでより多くのお金がかかる)
となります。
例えば500ドルのノートパソコンを購入するとして、円換算すると
年月 | 1ドル/円 | 500ドル |
2022年1月 | 114.8 | 5.74万 |
2022年10月 | 148.6 | 7.43万 |
になります。
コスパの良いパソコンはレノボ・DELL・HPが大半で海外企業の輸入となるため、円換算すると高くなるのは、ある意味当然の結果、となります・・・。
この円安による値上がりは、個人レベルではもうどうしようもないですね。
コスパ最強ノートパソコンの価格推移
ここからが本題で、コスパ最強ノートパソコンの価格推移を紹介します。
以下のノートパソコンを紹介します。
- Lenovo IdeaPad Slim 5シリーズ 14(AMD)
- DELL Inspiron 14 AMD
- HP 14s-fq
- HP Pavilion Aero 13-be
Lenovo IdeaPad Slim 5シリーズ 14(AMD)
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 5625U (2.60GHz 2MB) |
メモリ | 8GB(デュアルチャネル)~ |
ストレージ | SSD 256GB~ |
液晶 | 14″ FHD液晶 (1920 x 1080) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 45%NTSC, 300 nit, 60Hz, LEDバックライト |
重量 | 約1.38kg |
サイズ | 約 321.7×211.8×17.9mm(最薄部) |
バッテリー | 最大15.9時間 |
14インチのコスパ最強ノートパソコンです。
価格推移は、ベースグレードで比較していきます。
年月 | 価格 |
2022年3月(旧型) | 5.4万 |
2022年4月(旧型) | 6.9万 |
2022年7月(新型) | 6.9万 |
2022年9月(新型) | 6.9万 |
2022年10月(新型) | 7.9万 |
2022年7月に新型となったので、一概に比較はできないのですが、2022年3月までは、Ryzen 3 5300Uのベースグレードが5.4万という破格のコスパにて購入できました。
新型になり、ベースグレードがRyzen 5 5625Uとなり性能アップしたので、その分高くなったとも言えますが、2022年10月は7.9万と、この価格帯では無視できない価格差になっています。
DELL Inspiron 14 AMD
CPU | AMD Ryzen™ 5 5625U |
メモリ | 8GB~ |
ストレージ | SSD 256GB~ |
液晶 | 14.0-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢 非-タッチ 250nits WVA ディスプレイ |
重量 | 約1.54kg |
サイズ | 約 314×227.5×15.7~19.0mm |
バッテリー | 54Wh (最大時間は未公表) |
価格 | 7万円台〜(時期により変動) |
この機種もコスパ最強の一角です。Lenovo IdeaPad Slim 5シリーズのほうが若干安いことが多いですが、セール時期によってはこちらが安くなることもあります。
価格推移は、ベースグレードで比較していきます。
年月 | 価格 |
2022年3月 | 6.5万 |
2022年4月 | 6.88万 |
2022年9月 | 7.1万 |
2022年10月 | 7.99万 |
こちらは2022年2月に新型が発売され、ずっとコスパ抜群の価格を続けていましたが、やはり最近、多少の値上がり傾向にあります。
HP 14s-fq
HP 14s-fq
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 3 5300U (2.60GHz 2MB) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 14.0インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSディスプレイ(1920×1080)光沢 |
重量 | 約1.33kg |
サイズ | 324 × 225 × 17.9(最薄部)- 21 (最厚部) mm |
バッテリー | 最大8.5~9.5時間 |
価格 | 5.9万~(価格.com限定) |
最低限の快適性能はクリアしており、かつ5万円台で購入可能と、極めて安くコスパは最強と思います。
ただ質感は、安いのでそれなりです。質感はLenovo IdeaPad Slim 570と、DELL Inspironのほうが質感は少し上です。
価格推移は、ベースグレードで比較していきます。また価格.com限定モデルのほうが安いのでそちらの値段で比較します。
年月 | 価格 |
2022年3月 | 4.5万 |
2022年4月 | 4.5万 |
2022年6月 | 5.2万 |
2022年9月 | 5.9万 |
2022年10月 | 5.9万 |
2022年4月くらいまで、4.5万と破格の値段にて購入できましたが、少し値上がりして2022年10月は5.9万となっています。
ただ円安の影響の割には値上がり幅が少ない機種だと思います。
HP Pavilion Aero 13-be
OS | Windows11 Home(64bit) |
CPU | AMD Ryzen™ 5 5600Uモバイル・プロセッサー |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
液晶 | 13.3インチワイド・WUXGA非光沢・IPSディスプレイ(1920×1200)輝度400nit、色域100% sRGB |
重量 | 957g |
サイズ | 298×209×16.9mm |
バッテリー | 最大10.5時間 |
価格 | 8万円台〜(価格.com限定) |
13.3インチで軽量なモバイルノートパソコンとして最もおすすめな機種となります。
957gという重量も素晴らしいですし、ディスプレイも輝度400nit、色域100% sRGBという素晴らしいスペックです。
価格推移は、ベースグレードで比較していきます。また価格.com限定モデルのほうが安いのでそちらの値段で比較します。
年月 | 価格 |
2022年3月 | 8.4万 |
2022年4月 | 7.9万 |
2022年6月 | 8.6万 |
2022年9月 | 8.4万 |
2022年10月 | 8.4万 |
この機種は価格設定が本当に謎で、この軽さと性能から考えるとコスパが最強すぎるのですが、円安の影響もほとんど受けていません。
なぜこんなに安定した価格設定にできるのか・・・
コスパ最強各メーカーの円安による価格推移まとめ
ノートパソコンのコスパ最強メーカーはLenovo、DELL、HPが圧倒的ですが、円安による値上がりは各社とも受けている印象です。
かといって、富士通などの国産が相対的に安くなってきているかというと、まだそこまで差は縮まっておらず、やはりこの3社のコスパが圧倒的な状況は変わりません。
ただ、Lenovo、DELLは円安に比例して徐々に値上がりしている印象ですが、HPの人気機種はそうでもない・・・HPは本当に価格のつけ方が謎です。
購入する立場から考えると、HPは円安にもかかわらずあまり値上がりしていないので、HP 14s-fqとHP Pavilion Aero 13-beはお買い得と言えるのではと思います。
また、HPは2022年の新型上級機種で、HP ENVY x360 13-bfという機種があるのですがこちらもなぜか2022年10月のタイミングで値下げしています。
Intel最新世代Core i5 + 有機EL + メモリ16GBで、13.2万 と上級機種にしてはかなりのコスパで購入できるので、こちらもチェックしてみると良いと思います。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | 第12世代 インテル® Core™ i5-1230U |
メモリ | 16GB(デュアルチャネル) |
ディスプレイサイズ | 13.3インチワイド・2.8K ブライトビュー(光沢)・OLED タッチディスプレイ(2880×1800) |
SSD | 512GB SSD |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応) |
Bluetooth | Bluetooth(Ver5.3) |
Webカメラ | HP True Vision 5MP IR カメラ (約500万画素) |
指紋認証 | あり |
顔認証 | あり |
外形寸法(mm) | 約 298 × 216 × 16.9 (最薄部) mm |
駆動時間 | 最大17時間(66Wh) |
重量 | 1.33kg |
価格 | 12.2万~ |
まとめ
- Lenovo、DELL、HPとも、円安により2022年4月より値上がり傾向。
- ただそれでも国産よりもコスパは圧倒的に良い。
- Lenovo、DELLは円安に比例し徐々に値上がり傾向だがセール時期は安くなる。
- HPは値上がり、値下がりのタイミングが読みづらい。価格.com限定モデルのほうが安いので都度チェックしてみましょう。
コスパ最強ノートパソコンについては以下記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
https://papa-worklifebalance.com/%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3-%e3%82%b3%e3%82%b9%e3%83%91%e6%9c%80%e5%bc%b7%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e6%9c%80%e6%96%b0%e6%a9%9f%e7%a8%ae%e7%b4%b9%e4%bb%8b