私はスバル歴約11年のスバリストで、次期愛車候補として新型レヴォーグを最有力候補として検討しています。
レヴォーグ(とレガシィツーリングワゴン)のリセールバリューについて調査した結果を記事にまとめました。
スバル車は全般的に、中古価格が高い傾向にあります。
中古価格が高い = リセールバリューが高い
となり、スバル車は全般的にリセールバリューが高いので、手放すときの下取りで有利、と言えそうです。
レヴォーグは売却するとどの程度になるか?を紹介します。またレガシィツーリングワゴンについても、10年落ちのリセールを紹介します。
レヴォーグの過去モデルチェンジ状況
レヴォーグの過去のモデルチェンジ状況は以下の通りです。
年式 | エンジン |
2014~2020(VM) 1代目 | 1.6ℓターボ、2.0ℓターボ |
2020~(VN) 2代目 | 1.8ℓターボ、2.4ℓターボ |
VM型(初代)

レガシィツーリングワゴンの後継として、2014年より発売開始されました。
国内専用車種として開発され、ボディサイズはレガシィユーザーの要望の多かったBP(4世代目)の大きさを意識して作られており、幅1780に収まるサイズ感のワゴンとして開発されました。
エンジン設定は1.6、2.0のターボのみで、どちらも非常にスポーティなエンジンでした。
レガシィツーリングワゴンBP世代のターボグレードを意識した作りになっており、スポーティでドライバーは楽しめる反面、乗り心地が固い、後部座席が広くないなど、粗削りでファミリー用途としては向かない面もありました。
VN型

2020年10月にモデルチェンジして発売された新型になります。
発売当初は1.8ガソリンターボのみの展開でしたが、B型でハイパワー版の2.4ターボモデルが追加されました。
ボディにSGP(スバルグローバルプラットフォーム)が採用され、走らせたときの動的質感や、乗り心地・静粛性が先代と比較して大幅に向上しました。
また後部座席も広くなっており、ファミリー用途としても許容できると思います。
私は旧型VM型の1.6、新型VN型の1.8モデル両方に試乗、レンタルなどして走りの質感などチェックしてみましたが
- 旧型VM:スポーティだが快適さは低め
- 新型VN:上質・快適、スポーティというよりは高級車
という印象を持ちました。
また、レヴォーグになる前はレガシィツーリングワゴンであったので、そちらのモデルチェンジ状況も紹介します。
年式 | エンジン |
2003~2009(BP) 4代目 | 2.0ℓターボ、2.0ℓ、2.5ℓ、3.0ℓ |
2009~2014(BR) 5代目 | 2.5ℓ、2.5ℓターボ、2.0ℓターボ |
BP型
カーオブザイヤーを獲得した、名車と言われている世代です。
とにかくエンジンラインナップやグレードが豊富でした。
- 2.0GT(2.0ℓターボ)
- 2.0i(2.0ℓNA SOHC)
- 2.0R(2.0ℓNA DOHC)
- 2.5i(2.5ℓNA SOHC)
- 3.0R(3.0ℓNA 6気筒)
エンジンだけでこれだけのラインナップがありました。
私は、上記のうち2.0iのグレードを保有していました。
2.0iだとカタログスペックは最大馬力140psで、若干レスパワー感はありましたが走りはしっかりしており、この車種でスバルファンになりました。
BR型

上記写真は私のBRレガシィアウトバックですが、アメリカ市場を見据えて大型化したモデルになります。
デザインも前のBP型に比べると、大味な感じになってしまったので・・・
日本の従来レガシィユーザー、自動車評論家からは、「レガシィらしさがなくなった」と、評判があまり良くなかったモデルです。
私はBP型とBR型を両方保有していたことがあります。一言で違いを表現すると
「BRのほうがBPよりも快適だが、スポーティさはBPよりも薄まった」
というところでしょうか。個人的にはこの快適さが好きで、7年程度乗り続けています。
アメリカではSUVのレガシィアウトバックが大成功し、スバル北米市場の大躍進につながるモデルとなりました。
2010年式のB型より完全停止のアイサイト搭載グレードが販売されるようになりました。リセールもアイサイト搭載モデルは期待できるでしょう。
スバルレヴォーグリセールまとめ

スバルのアウトバックリセールについて、調査した結果をまとめます。
オークサポートという、オートオークション買取相場を調べられるサイトを使って調べています。
1~2年未満落ち(VN型)
現行型のVN型で、1~2年未満落ちのリセールを紹介します。
VN型の新車価格は以下の通りです。
グレード | 価格 |
GT | 310.2万 |
GT EX | 348.7万 |
GT-H | 332.2万 |
GT-H EX | 370.7万 |
STI Sport | 370.7万 |
STI Sport EX | 409.2万 |
STI Sport R(B型追加) | 438.9万 |
STI Sport R EX(B型追加) | 477.4万 |
※EXはアイサイトX搭載グレードですべて38.5万円高
STI Sport Rと、STI Sport R EXがB型で追加され、この2グレードが2.4ターボモデルとなります。
リセール価格をまとめました。
年式 | グレード/色 | 走行距離 | 買取価格 | 残価率 |
2021 | STI Sports EX(青) | 0.9万km | 345〜351万 | 84.9% |
2021 | GT-H EX(白) | 1.2万km | 302〜307万 | 82.1% |
2021 | GT EX(シルバー) | 1.4万km | 277~281万 | 80.0% |
2022 | STI Sports(シルバー) | 0.3万km | 349~353万 | 94.7% |
2021 | GT-H(シルバー) | 0.7万km | 287~292万 | 87.1% |
2021 | GT(青) | 0.7万km | 291~294万 | 94.3% |
うーんこうしてみると、EXのアイサイトX搭載グレードのリセールはあまり高くないですね!?
ぶっちゃけ、新車購入時の38.5万高の価格分のリセールはなさそうで・・・EXでないグレードとの価格差がほぼない、という結果になっています。
EXでないほうのグレードのリセールは、まあまあ高いと言えます。
3年落ち(VM型)
先代型のVM型で、3年落ちのリセールを紹介します。
VM型の2019年新車価格は以下の通りです。
グレード | 価格 |
1.6GT | 291.5万 |
1.6GT スマートエディション | 300.3万 |
1.6GT Vスポーツ | 313.5万 |
1.6GT-S | 313.5万 |
1.6 STI Sport | 363.0万 |
2.0GT-S | 368.5万 |
2.0 STI Sports | 412.5万 |
3年落ちのリセール価格をまとめました。
年式 | グレード/色 | 走行距離 | 買取価格 | 残価率 |
2019 | 1.6 STI Sports(黒) | 3.2万km | 235〜241万 | 65.4% |
2019 | 2.0 STI Sports(白) | 2.9万km | 273〜279万 | 66.9% |
2019 | 1.6GT スマートエディション(白) | 2.1万km | 228〜230万 | 76.2% |
2019 | 1.6GT(青) | 3.2万km | 186~188万 | 64.1% |
2019 | 1.6GT Vスポーツ(白) | 2.9万km | 216~219万 | 69.4% |
2019 | 1.6GT-S(黒) | 3.0万km | 210~216万 | 67.9% |
2019 | 2.0GT-S(白) | 4.6万km | 214~218万 | 58.6% |
2.0GT-Sのリセールが低めですが、全体的には65~75%程度です。
上級グレードの1.6STI Sportsと2.0STI Sportsのリセールの違いはあまりなさそうです。
3年落ちだとレヴォーグは旧型になってしまうこともあり、リセールはそこまで高くはないですね。
5年落ち(VM型)
先代型のVM型で、5年落ちのリセールを紹介します。
VM型の2017年新車価格は以下の通りです。
グレード | 価格 |
1.6GT | 283.0万 |
1.6GT Sスタイル | 292.7万 |
1.6GT-S | 307.8万 |
1.6 STI Sport | 356.4万 |
2.0GT-S | 361.8万 |
2.0 STI Sports | 405.0万 |
5年落ちのリセール価格をまとめました。
年式 | グレード/色 | 走行距離 | 買取価格 | 残価率 |
2017 | 1.6 STI Sports(グレー) | 4.9万km | 189〜193万 | 53.6% |
2017 | 2.0 STI Sports(グレー) | 4.5万km | 193〜196万 | 48.0% |
2017 | 1.6GT(紺) | 6.2万km | 148~153万 | 53.2% |
2017 | 1.6GT Sスタイル(シルバー) | 4.4万km | 151~155万 | 52.3% |
2017 | 1.6GT-S(黒) | 6.7万km | 138~141万 | 45.3% |
2017 | 2.0GT-S(青) | 5.8万km | 169~174万 | 47.4% |
全体的には45~54%程度というところで、リセールの高いフォレスターと比較すると、レヴォーグは10%程度低いです。
7年落ち(VM型)
7年落ちでもまだ先代型のVM型です。
VM型の2015年新車価格は以下の通りです。
グレード | 価格 |
1.6GT | 277.6万 |
1.6GT-S | 305.6万 |
2.0GT | 334.8万 |
2.0GT-S | 356.4万 |
7年落ちのリセール価格をまとめました。
年式 | グレード/色 | 走行距離 | 買取価格 | 残価率 |
2015 | 1.6GT(青) | 5.5万km | 131~135万 | 47.9% |
2015 | 1.6GT-S(グレー) | 5.0万km | 126~129万 | 41.7% |
2015 | 2.0GT-S(白) | 7.2万km | 145~147万 | 40.9% |
全体的には40~48%程度というところです。
7年落ちともなると走行距離などの状態がリセールに大きく影響します。
走行距離が~7万km程度までの個体であれば、買取価格も125万~と、7年落ちとしてはかなり高いと言えます。
もし下取りに出す場合、複数の買取業者に査定依頼し、高値を引き出したほうが良いでしょう。
10年落ち(BR型)
10年落ちだと、レガシィツーリングワゴンとなり、5世代目BR型となります。
BR型の2012年新車価格は以下の通りです。この頃はまだ、アイサイト付きのグレードが別途用意されていた時期です。
グレード | 価格 |
2.5i | 243.6万 |
2.5i Lパッケージ | 279.3万 |
2.5i アイサイト | 289.8万 |
2.0GT DIT | 359.1万 |
10年落ちのリセール価格をまとめました。
年式 | グレード/色 | 走行距離 | 買取価格 | 残価率 |
2012 | 2.5i (青) | 9.3万km | 32〜37万 | 14.2% |
2012 | 2.5i アイサイト(白) | 4.7万km | 70〜75万 | 25.9% |
2012 | 2.0GT DIT(青) | 10.8万km | 47~51万 | 13.6% |
10年落ちくらいの年式だと当然ながらリセールはガクッと落ちますが、それでも走行距離抑え目の個体はリセールが高いようです。
10年落ちでも、走行距離によっては50万~の値段が付きそうなので、リセールはなかなか高いと言えます。
レヴォーグのリセールの高いグレードまとめ
ここからは、リセールが高くなりやすいグレードについて、まとめようと思います。
VN型(現行型)
意外だったのは、EX(アイサイトX搭載)グレードのリセールがやや低いということでしょうか?
不具合リコールも多かったので、その分中古市場では価値が低くなっている可能性はあります。
EX出ないグレードは残価率90%~なので、高いと言えます。
VM型
特定のグレードが突出して高いというような傾向はありませんでした。
敢えて言うなら、2.0ガソリンターボの2.0GT-Sのグレードのリセールがやや低い?ように感じました。
おそらく2.0ターボを購入する方は最上級のSTI Sportsを狙うからと推測します。
年式でいうと、3~5年落ちのリセールがやや低く、フォレスターと比較すると明らかに低いと感じました。
その代わり7年落ち~程度になると、40~48%となり、フォレスターと比較しても同程度のリセールになります。
状態にもよりますが7年落ちでも100万以上は確実に狙えるので、買取業者で査定してもらい、しっかりと高値をつけてもらいましょう。
10年落ち以上
2012年式だとレガシィツーリングワゴンとなり、リセールもかなり落ちますが、走行距離が~8万kmと少な目の個体であれば、50万以上の買い取り価格が狙えます。
10年落ちでこの価格は、かなり高いといえるので、買い替えで下取りに出す場合でも、しっかり買い取り業者に見積もりを取るなどして、高い価格を引き出したほうがよいでしょう。
スバルレヴォーグ・レガシィツーリングワゴンのリセールまとめ
スバル車は全般的にリセールが優秀ですが、レヴォーグは年式によりリセールの特徴があります。
- 現行VN型でEXグレードでないほうはリセール高め
- 3~5年落ちだと旧型VM型になり、リセールは普通
- 7年落ちのレヴォーグVM型はリセール高め
- 8年~落ちになるとレガシィツーリングワゴンになりリセールは低くなる
レヴォーグで年式古めでも、かなりの高額査定が期待できそうなので、買取業者にしっかりと高値を付けてもらうのが良いと思います。
アウトバックのリセールをまとめた記事も書いていますので参考にしてみてください。

【車購入の前に】車一括査定をすれば10万以上お得になる!
もし車買い替えを検討される場合、必ず車一括査定を実施してください。
私の場合、14年落ちのレガシィアウトバックを査定に出しました。
- 2009年式(14年落ち)
- 走行距離8.5万km
- 車体色が赤とマイナー色
- アイサイトなし
- エンジン排気量3.6リッター
- ボディに細かい傷やへこみあり
と、何一つ査定額が上がる要素のない車ではあったのですが(汗)
- ディーラー下取り:3万円
- 車買取一括査定:13万円
と、なんと10万円もの査定アップになりました!
絶対にこのひと手間は、かけるべきだと強く思いました。
↑上記の画像もしくはボタンをクリックすると、「MOTA車買取」のホームページに飛ぶことができます。
最近勢いのあるMOTAが運営する車買い取り査定サイトです。
MOTA車買取とは 申込み翌日18時には複数社の査定結果がネットで見れて、やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみなので、従来の一括査定にありがちな電話ラッシュがない、新しい車買取一括査定です。
高額査定をした最大20社のうち、上位最大3社のみからのご案内のため、電話ラッシュでうんざりする事がありません。
私も経験がありますが、一括査定は一斉に電話がかかってきてしまうので・・・この方式なら上位3社だけで済むので、楽でよいです。
体験談を以下記事にまとめているので参考にしてみてください。
